広布山 開妙院
山号院号公称並びに
板御本尊入仏法要
大白法 平成20年4月1日付
 三月十五日、シンガポール・開妙院の山号院号公称並びに板御本尊入仏法要が厳粛に奉修、翌十六日には地涌倍増決起大会が盛大に挙行された。
 これらの行事にお出ましあそばされるため御法主日如上人猊下には、第二回目の海外御親修として三月十四日から十七日までの日程でシンガポールに御下向あそばされた。また、総監・八木日照御尊能化、海外部長・漆畑行雄御尊師、大石寺理事・小川只道御尊師、同理事補・小林道剛御尊師が随行し、来賓として常在寺住職・細井珪道御尊師をはじめ有縁の御僧侶・寺族が日本及びアジア各国からご出席され、来賓信徒として法華講連合会の大原庶務部長・井手企画部長が、さらに台湾・マレーシア・インドネシア・インドをはじめアジア諸国から三十余名が参列すると共に、現地信徒多数が出席した。
 御法主上人猊下御一行は、十四日に成田国際空港を御出発され、前日までの荒天が一転して清々しい天候となったシンガポール・チャンギ国際空港に御到着あそばされた。
広布山開妙院山号院号公称並びに板御本尊入仏法要
 翌十五日シンガポールの中心地より東部に位置する地下鉄アルジュニード駅から徒歩五分という交通至便な市街地の中にある開妙院には、この日を待ちわびた現地信徒七百二十余名をはじめとする僧俗一同がお待ち申し上げる中、午後一時十五分、御法主上人猊下には御機嫌麗しく御到着あそばされた。
 御法主上人猊下には、少年部員による花束の贈呈を受けられ、次いで山号額の除幕を執り行われた。その後、開妙院主管・滝川信雅御尊師、来賓御僧侶、在勤の御僧侶、来賓信徒、シンガポール信徒代表、寺族の順に御目通りが許された。
 午後二時、御法主上人猊下大導師のもと法要が開始され、滝川主管による御本尊御開扉、八木総監による献膳の儀に続き、読経、慶讃文奉読、唱題と奉修された。
 この後、御法主上人猊下より御言葉を賜った。
 引き続き式の部に移り、はじめに現地の布教母体法人である「日蓮正宗仏教会(シンガポール)」のルック・ヒップメン理事が経過報告を行った。
 次いで宗務院を代表して八木総監、漆畑海外部長より祝辞があり、最後に滝川主管より日本語と英語の二カ国語で丁重な謝辞が述べられ、法要はとどこおりなく終了した。
 この後、御法主上人猊下には開妙院正面玄関前において「夾竹桃(きょうちくとう)」の御手植えに臨まれた。
 本堂において記念撮影が行われたあと、午後五時十五分、多数の僧俗がお見送り申し上げる中、御法主上人猊下は開妙院をお発ちあそばされた。
 開妙院は鉄骨四階建て屋上付で、一回に受付、二階に八十坪の本堂(七百名収容)、三階に四十六坪の客殿(四百名収容)、そして四階には法人事務所と庫裡があり、エレベーターやテレビ中継機器など設備も充実している。
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