大 白 法 
平成14年12月1日号
 晴天に恵まれた十一月九日・十日の二日間にわたり、宗旨建立七百五十年慶祝記念海外信徒総登山大法要の中会が、海外十七カ国より三千八百六十余名の海外信徒が参加して行われた。
 九日は、午前九時から客殿で行われた御法主上人猊下の御目通りで始まり、十一時から奉安堂での御開扉に臨み、本門戒壇の大御本尊様に御内拝を戴いた。御開扉の後、照心庭において全員で記念撮影を行った。
 午後二時半より客殿において、宗旨建立七百五十年慶祝記念海外信徒総登山大法要が奉修され、御法主上人猊下大導師のもと御経行、論義式が厳粛に執り行われた。
 十日は、午前二時半の丑寅勤行から始まった。
 午前十時半からは、奉安堂での御開扉に臨んだ。ここで、御法主上人猊下より御言葉を賜り、次いで奉安堂建設委員会主任委員の八木日照御尊能化より経過報告、慶祝記念局委員長の藤本日潤御尊能化より挨拶があった。
 午後二時半からは広布坊において、御法主上人猊下御臨席のもと海外信徒総会が開催された。
 これには、総監・藤本御尊能化、海外部長・尾林日至御尊能化をはじめ大石寺各理事、山内教師、海外各国寺院等の御尊師、各国担当指導教師など、御尊師方多数が御出席。他に山内の所化・小僧さんも多数参加された。法華講連合会からは来賓として法華講総講頭・柳沢委員長、大講頭・石毛副委員長はじめ十七名の代表が参列した。
 総会はパース・センシリワタナさん(タイ)の開会宣言で始まり、尾林海外部長の挨拶と続いた。
 次いで、壮年・婦人・青年・少年の各部より代表一名が、決意発表を行った。
 続いて、各国よりの代表三十六名による共同宣言が行われ、アーサー・ウィットニーさん(サンフランシスコ・妙信寺支部)より御法主上人猊下に奉呈された。
 法華講連合会を代表して柳沢委員長、宗務院を代表して藤本総監が祝辞を述べた後、御法主上人猊下より甚深の御言葉を賜った。
 ここで中華民国台湾・本興院支部の霑心合唱団による合唱が披露され、最後に参加者全員で「地涌讃徳」を合唱した。
 セルジオ・メモリ・ソフリーニョさん(ブラジル・一乗寺支部)が閉会宣言を述べ、盛大裡に終了した。
 下山は十日夕刻より開始。翌十一日にかけて、御僧侶、サポートスタッフに見送られ、歓喜に溢れ帰国の途についた。