令和8年7月16日付

功徳の実感が努力積み重ねる支えに

正法をこの地に弘めよう

 二ユージーランドにはまだ日蓮正宗の寺院がなく、信徒の活動拠点はオークランドにある。宗務院海外部の管轄のもと、隣国のオーストラリアの信徒と連携し、連絡員を中心として日々信心活動に邁進している。
  
●まずは、お名前と住んでいる所について紹介をお願いします。
ジョン
 ジョン・キャッスルといいます。ニュージーランド最大の都市である、オークランドに住んでいます。私の妻はフン・フンといい、マレーシアの出身で十代の頃から日蓮正宗の信心をしております。私は妻から折伏を受けて入信し、今年で十八年になります。


●ニュージーランドの信徒組散について教えてください。
ジョン
 ニュージーランドの信徒グループは小規模で、主にマレーシア、シンガポール、インドネシア、スリランカなど、寺院や大きな信徒組織がある国々からの移民で構成されています。様々なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、いつも和気あいあいとした雰囲気です。
 一方で、新しいメンバーが加わっても、しばらくすると他の場所へと移っていかれることが多く、それが組織を維持していく上での課題となっております。


●信心活動について、教えてください。
ジョン
 ニュージーランドには、まだ寺院がなく常駐の御僧侶もおられません。そのため、信徒宅で定期的に座談会を開き、活動を維持しております。

集って語り合う

 座談会では勤行・唱題を行い、御法主日如上人猊下の御指南、御講法話の拝読をして信行学の増進に努めます。また、体験を発表したり、お互いに励まし合ったり、皆でテーブルを囲んで軽食をとって、交流を深めます。そして、ニュージーランドの信徒はオーストラリアの信徒ともたいへん親しく、オンラインでの交流の機会も持っております。
ニュージーランドは、宗務院海外部が管轄してくださっております。有り難いことに年に二回、海外部主任の芝頂恩御尊師と、書記の三谷成賢御尊師がニュージーランドへ来訪して各拠点を回ってくださり、御授戒・御本尊下付・座談会・家庭訪問などを行ってくださいます。
 また月に一回、総本山塔中・常灯坊で行われるミーティング・法話等のオンライン配信も行っていただいております。

●国内に寺院がないことで、困難に感じている点を教えてください。
ジョン
 小さなグループですから、折伏を前進させていくには困難が立ちはだかります。

持続が肝心

 私たちは生活する上で、信心活動と並行して職場・子供たちの通う学校・所属するクラブなど、様々な繋がりのなかで生活しています。そうした場で他人と接する際には、仏法を信仰する者としての自身の在り方を、常に意識するようにしています。そうあり続けることで、信仰について話をする際に、相手も心を開いてくれるようになります。
 たしかに、日蓮大聖人様が「受くるやすく、持つはかたし」(御書七七五n)
と仰せのように、寺院がなく、御僧侶もご不在のなかで信仰を続けていくのは、容易ではありません。
 毎日の朝晩の勤行・唱題・折伏を続けるには、真剣でゆるぎない決意が求められます。新入信の方に対しては特に、仏道修行を続けていけるよう励ましていくことが必要不可欠です。私自身は、信心を続けてきた年月のなかで生活が少しずつ向上してきたことを実感し、それは日々の仏道修行で得られる功徳だと思っています。これからも様々な困難に直面することはあるでしょうが、御本尊様への確信があれば、いかなる問題も解決する力を得られます。生活上のどんな問題にも解決策を見出せるという自信が、日々の修行を続けていく支えとなっております。

●最後に、ニュージーランド広布に向けて今後の決意をお厭いします。
ジョン
 はい、この場をお借りして、ニュージーランド信徒を代表して決意を申し述べさせていただきます。
一、ニュージーランドの信徒組織はまだまだ小規模ですが、異体同心の結束を固め、互いに支え合い、日々研鑚を重ね、信心をさらに深めてまいります。
二、私たちは正法の力によって各々が成長を遂げ、地域の方々へ積極的な折伏を行じてまいります。御本尊様より戴いた功徳の実体験をお話することで大聖人様の仏法を弘め、ニュージーランドに一人でも多くの新入信徒をお迎えしてまいります。
三、戒壇の大御本尊様、御法主上人猊下への御報恩の心を持ち続けるとともに、海外部の御指導のもと、僧俗の和合を大切にしてまいります。以上です。