令和8年1月16日付

信心を持ち続ける大事訴え

一天広布へ 着実な折伏と育成に努力

 国土の広大なブラジルに二十七ある州のうち最大の面積を占めるのがアマゾナス州で、首都ブラジリアとの時差が一時間ある。そのなかのマナウス地区に住む正法寺信徒エリアーナ・マリア・ダ・シウヴァ・ナシメントさんにお話を伺った。
  
●日蓮正宗の信仰を始められたきっかけを教えてください。
エリアーナ
 私の家の近くに日蓮正宗を信仰する人たちがいて、一九八七(昭和六十二)年に、近所の人が座談会に招待してくれました。そこで初めて、日蓮正宗の信仰を知りました。
 母や兄弟は「南無妙法蓮華経」と唱えるこの信仰を笑いましたが、私は座談会で十界の生命について教えてもらった時、すぐにこの信仰を始めたいと思いました。「どうしたら、私は信徒になれますか?」と尋ねると、「しっかり仏教を学び理解し、実践できるようになることが必要」と言われました。その日にお経本をいただき、家に帰って勤行の練習を始めました。
 その頃、まだ赤ん坊だった弟をあやしながら、子守歌のように御題目を唱えたものです。それから三カ月経つ頃、御僧侶が私の地区にいらっしゃった際に御授戒を受けることができました。
 その後は毎日、朝七時に朝の勤行、午後七時に夕の勤行を行うと決意しました。すると、それまで探してもなかなか見つからなかった仕事を得ることができました。この現証で確信がさらに深まりました。

すべての基本は勤行・唱題

●お寺があるサンパウロまでは飛行機で四時間かかります。そのような環境で、どのように仏道修行をされていますか?
エリアーナ 
 毎日の朝夕の勤行・唱題を基本としています。土・日曜日も仕事の時がありますが、仕事で縁した人にも折伏をしています。
 仕事が休みの日は地区の法華講の方々とともに唱題会や座談会を行い、お寺から発行される機関誌や勉強会の資料を通してお互いに激励します。
 また、少額でも節約を重ね、次回の正法寺参詣や登山費に充るようにしています。お寺への参詣は他の地区の方に比べれば簡単ではありませんが、寺院参詣や登山の費用は経済的な問題ではなく、唱題と決意によって解決できると考えています。節約を常に工夫し、正法寺参詣や登山が叶ったら、その日から次回の参詣と登山を計画します。そのような自分の体験を、他の方々に伝えています。

●今まで何回の登山をされましたか?また、登山の準備はどのようにされていますか?
エリアーナ
 これまで十回の登山をさせていただいています。最初は二〇〇二(平成十四)年でした。
 登山には日程の調整が必要です。私たちの場合、一度の登山で少なくとも八日間必要だからです。さらに、飛行機のチケットを買った後は、当日まで真剣な唱題を行います。

登山が叶ったら即、次回を計画

 登山は、マナウス発サンパウロ行きのフライトから始まります。
 サンパウロからはいよいよ日本に向けて飛び立ち、乗り継ぎ時間を入れて、およそ三十時間で日本到着となります。そして空港から、期待に胸をふくらませて総本山へ向かいます。
 総本山に到着してから、本門戒壇の大御本尊様にお目通りをさせていただく時の感激と歓喜は、言葉に表せないほどの大きさです。
 すべての登山は同じではなく、毎回が特別で、回数を重ねるごとに様々なことを学ばせていただいています。私は今、来年(※令和八年)の登山の計画を立てています。

●折伏はどのように行っていますか?
エリアーナ
 先ほども申しましたように、ふだんの生活のなか、いつでも、どこででも行うようにしています。特に通勤のためバス停などで待っている際に仏教のことを話し、座談会へ招待するようにしています。
 折伏は簡単に成就できるものではありませんが、自分の信仰の確信をお話し、日蓮大聖人様の御教えのすばらしさを伝えます。
 また、入信後に信仰から遠ざかってしまうことのないよう寺院参詣と座談会参加の大事を教え、信仰を持てるように激励しています。御授戒を受けた後、いかに育成していくかを、いつも考えています。

●今後の決意をお願いします。
エリアーナ
 今後も、全世界の広宣流布のために折伏を実践してまいります。そのためにマナウスにおいては、自宅で行う座談会をさらに充実させて、少しでも早く、できるだけ多くの人々が、この大聖人の御教えによって真の幸福を得ることができるように精進してまいります。