かく しょう  じ
覚 正 寺
  
 
創立六十周年記念法要

 令和四年十二月十七日午後一時から、山口県
防府市の覚正寺(細川明仁住職・山口布教区宗務支院長)において、同寺の開創六十周年記念法要が厳粛かつ盛大に奉修された。
 同寺は、昭和三十五年三月十七日、総本山第六十六世日達上人の大導師のもと、落慶入仏法要が奉修され、初代住職として細川領善師が就任した。
 そして、昭和五十六年十一月二日に第二代住職として細川明仁師が就任し、さらなる寺檀和合・寺運興隆が図られるなか、同五十八年十月三日、第六十七世日顕上人の大導師のもと、新築落慶法要が奉修された。
 その後、平成七年には創立三十五周年を記念して隣地を購入し、同十二年には創立四十周年を記念して納骨堂が建立された。さらに、同二十二年には創立五十周年を記念して信徒用トイレの改修工事等が行われ、同二十七年・令和元年・同四年には隣接地を購入して、同寺の発展・拡充が図られた。
 令和二年は、同寺の開創六十周年に当たり、記念事業の一環として法華講員一同の御供養により、三師塔が建立されたほか、令和元年に購入した土地に覚正寺会館の開設、本堂・庫裡の耐震補強、納骨堂の外装補修、本堂階段の防水補修と手すりの取り付け等も行われ、記念法要を執り行う予定であったが、コロナ禍の状況を鑑みて延期された。
 令和四年二月二十日、先に三師塔開眼法要が奉修され、そしてこのたび新型コロナウイルス感染防止対策が講じられるなか、同日の法要を奉修する運びとなった。
 この法要には、舟橋日謙能化、千葉起道山口布教区副宗務支院長をはじめ布教区内外の僧侶が出席。また、湯野雅子山口地方部長をはじめ同寺の信徒が参列した。
 法要は、細川住職の導師により献膳、読経、唱題と如法に奉修された。
 引き続き式の部に移り、祝部雅宏総代から経過報告、千葉副支院長・舟橋能化からそれぞれ祝辞が述べられた。
 次に、八木日照総監・藤本日潤重役からの祝辞が司会によって代読されたのち、湯野地方部長から祝辞が述べられた。
 最後に、細川住職から参列の各位に対して丁重な謝辞と今後の決意が披瀝された。
 そののち、総本山塔中の妙住坊住職・田畑道権師により布教講演が行われた。
 このあと本堂において記念撮影が行われ、法要の一切は滞りなく終了した。