しょう りん じ
昭 倫 寺
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大日蓮より抜粋 
 
 創立80周年記念法要
 十二月二日午後二時より、東京都杉並区の昭倫寺(野村淳信住職)において、同寺の開創八十周年記念法要が厳粛かつ盛大に奉修された。
 同寺は、橋本均一氏の御供養によって建立寄進された寺院である。
 堀米泰栄師(のちの総本山第六十五世日淳上人)が昭和六年に「中野教会所」の設立を願い出られ、同年七月五日に総本山第六十世日開上人より「歓喜寮」との命名を賜った。
 その後、昭和十二年二月一日に東京府知事より「日蓮正宗中野教会所」として認可され、同年三月二十七日に堀米師が担任教師に任ぜられた。
 当時、講中名は「信解会」と称しており、講員数は二百四十名ほどであった。大東亜戦争により宗門の布教も思うように進まなかったが、堀米師の教化により、日々信徒の増加に至った。
 昭和三十七年二月十七日、総本山第六十六世日達上人の御親修のもと、本堂庫裡増改築落慶法要が奉修され、本妙山昭倫寺と寺号公称された。
 その後、昭和五十五年十月二十二日、第三代住職・山田容済師(現静岡県伊豆市・慈光寺住職)の時に、前御法主日顕上人猊下の御親修を仰ぎ、新築落慶入仏法要が奉修された。
 そして、昭和五十八年十一月九日に第四代住職として野村師が就任し、以来、次々と隣接地を購入し、信徒会館を建立するなど、寺院整備に尽力してきた。
 そして、このたびの創立八十周年の慶事を迎えるに当たり、法華講員一同の真心によって、本堂仏具の補修と塗り替え、屋根の補修と葺き替え等が行われた。また、三年連続で折伏誓願目標も完遂し、このたびの慶事に花を添えた。
 この法要には、山崎慈昭大石寺理事、土居崎慈成東京第二布教区宗務支院長をはじめ布教区内外の僧侶が出席。また、講頭の成川勇次郎総代をはじめ信徒多数が参列した。
 法要は、野村住職の導師により献膳、読経、唱題と如法に奉修された。
 引き続き式の部に移り、成川総代より御供養目録の奉呈、北島和良副講頭より経過報告、土居崎支院長、成川講頭より祝辞が述べられた。
 最後に、野村住職より参列の各位に対して丁重な謝辞と平成二十七年・三十三年の御命題達成に向けての決意が披瀝された。
 小憩ののち、全国布教師で神奈川県横須賀市の法照寺住職・石井栄純師により布教講演が行われた。
 このあと本堂において記念撮影が行われ、法要の一切は滞りなく終了した。