じょう  せつ  じ
感 恩 寺
   
創立50周年記念法要
 
一月二十九日午後一時より、岩手県釜石市の常説寺(上地信暁住職)において、同寺の創立五十周年記念法要が、厳粛かつ盛大に奉修された。
 同寺は、昭和三十六年一月八日、総本山第六十六世日達上人の大導師のもと落慶入仏法要が奉修され、初代住職に角田実道師が就任した。
 その後、釜石市の都市整備計画により移転する運びとなり、昭和五十四年五月二十二日に移転新築落慶入仏法要ならびに三師塔開眼・納骨堂落慶法要が奉修されたが、その目前の三月に角田師が逝去した。
 そして平成四年三月からは、第二代住職の宗派離脱により、十六年もの間、不法占拠され、参詣することができなくなっていたが、同二十年七月に宗門に返還され、再び布教活動が開始された。
 このたびの慶事に当たり、本堂安置の御本尊の御荘厳直し、御法主日如上人猊下より記念常住御本尊の御下付、御宝前のクロスの張り替え、仏具の修繕ならびに塗り直し、灯篭の新設が行われ、同日の法要を迎えたものである。
 この法要には、山田容済岩手布教区宗務支院長をはじめ布教区内外の僧侶が出席。また、細田栄司岩手地方部副地方部長をはじめ地元信徒多数が参列した。
 法要は、上地住職の導師により献膳、読経、唱題と如法に奉修された。
 引き続き式の部に移り、御供養目録の奉呈、八重樫謙一総代より経過報告、山田支院長、細田副地方部長、多田礼子総代より祝辞が述べられた。
 最後に、上地住職より参列の各位に対して丁重な謝辞と「平成二十七年までに支部講員五十%増」に向けての決意が力強く披瀝された。
 続いて、長野県中野市の開法寺住職・角田正瑞師によって布教講演が行われた。
 こののち本堂において記念撮影が行われ、法要の一切は滞りなく終了した。