アメリカ合衆国
台湾全体集会
第4回 台湾法華講総会
 妙照院創立十周年記念移転落慶法要が奉修された翌日の七月十五日には、第四回台湾法華講総会が盛大に開催された。
 御法主日如上人猊下は午後零時半に、会場となった桃園県の国立体育大学総合体育館に到着され、熱烈な歓迎を受けられた。
 控え室に入られた御法主上人は、小憩の間もなく、代表信徒にお目通りを許された。
 台湾では、平成十年一月に法華講組織が結成されて以来、同十二年七月二十三日に第一回法華講総会(五千名参加)、同十五年十一月三十日に第二回法華講総会(八千名参加)、同十九年五月二十日に第三回法華講総会(一万名参加)をそれぞれ開催しており、このたびの総会は、前回に引き続き二度目の御法主上人の御臨席を賜った。
 この日の総会には、妙照院の法要に参列した僧侶と日本からの来賓信徒が出席したほか、台湾全土から目標を超える一万二千四百八十六名の信徒が結集し、盛大に開催された。
 
 
  総会は、法要の部、式の部、パフォーマンスの部の三部構成で行われた。一時半、開会が宣言され、御法主上人の大導師のもと、会場中央に設けられた祭壇に向かい読経、唱題が行われた。
 
 
  小憩ののち式の部に移り、最初に台湾法華講の林徳晃講頭より挨拶が、漆畑行雄海外部長より祝辞が述べられた。
 続いて、今回の総会に当たって寄せられた八木日照総監、藤本日潤重役からの祝電が披露された。
 引き続いて、日本からの来賓信徒を代表して永井藤蔵法華講大講頭より祝辞が述べられた。
 次いで、台湾法華講の講頭、副講頭、各本部幹事、青年部と少年部の代表が決意発表を行い、御法主上人に決意文を奉呈した。
 そののち、御法主上人が登壇され、親しく御指南を賜った。
 
 
  最後に、本興院主管の石橋頂道師より、御法主上人をはじめ参列の各位に対して丁重な謝辞と今後の決意が、日本語と中国語の二カ国語で述べられた。
 小憩ののち、パフォーマンスの部が行われ、法秀院、正行院、本興院、花束布教所の信徒代表および青年部、少年部の各代表により、歓喜あふれる力強いダンスや演奏、歌劇が披露された。
 
 
 
  最後に、パフォーマンスを披露したメンバーが舞台に上がり、総会参加者全員と共に中国語で「広布の青嵐(かぜ)」を合唱した。
 総会の締め括(くく)りに、林講頭が壇上に立つと、会場に結集した一万二千余名の台湾法華講員全員が起立し、林講頭の掛け声に合わせて「異体同心」「実行前進」「百五十%必達(五十%増を必ず達成するぞ)」と力強く唱和し、平成二十七年の第二祖日興上人御生誕七百七十年の御命題達成を御法主上人にお誓い申し上げ、五時前、総会は大成功裡に終了した。
 こうして、台湾での一切の行事をつつがなく終えられた御法主上人御一行は、七月十六日午後一時半に台湾を発たれ、日本時間午後五時半過ぎ、羽田空港に御機嫌うるわしく到着された。