アメリカ合衆国
ロサンゼルス
正 行 院
 本種山正行院 山号院号公称ならびに板御本尊入仏法要
  本照院板御本尊入仏法要が奉修された翌日の一月二十四日、台湾桃園縣において本種山正行院(旧桃園布教所・宮下道法主管)の山号院号公称ならびに板御本尊入仏法要が、御法主日如上人猊下大導師のもと、厳粛かつ盛大に奉修された。


 正行院の前身である桃園布教所は、平成二十年五月二十五日、台湾第八番目の法城として、御法主上人の御名代である漆畑行雄海外部長の御導師のもと開所された。
 以来、宮下師は、初代布教所責任者として赴任し、一年半の間、地元信徒と共に正法広布に努め、今回の法要を迎えるに至ったものである。
 この法要には、本照院の法要に参列した僧侶と日本からの来賓信徒、寺族が出席したほか、千三百五十余名の現地信徒代表が、ビルの八階にある本堂および同ビル六階に設置された第二会場において参列した。
 午前九時十五分、多くの僧俗がお待ち申し上げるなか、御法主上人には御機嫌うるわしく正行院に御到着。花束の贈呈を受けられ、少年部による歓迎の舞を鑑賞された。
 次いで、本堂フロア入り口に掲げられた山院号額の除幕式に臨まれた。
 続いて、宮下師に初代主管の辞令が下賜されたのち、僧侶、現地の代表信徒、寺族の順に親しくお目通りを賜った。


 法要は十時に開始され、御法主上人大導師のもと、田爪鏡道大石寺理事による御本尊御開扉、八木日照総監による献膳の儀、読経と進められた。
 途中、「両説偈言」で磐(けい)が打たれ、御法主上人により「慶讃文」が奉読されたのち、自我偈の読経、唱題と如法に奉修された。


 こののち、御法主上人より甚深の御指南を賜った。
 引き続き、式の部に移り、台湾法華講桃園本部の侯國●幹事より同日の慶事に至る経過が報告されたのに続いて、八木総監、漆畑海外部長、蔡茂松副講頭よりそれぞれ祝辞が述べられた。

 最後に、宮下主管より丁重な謝辞が述べられ、法要は滞りなく終了した。
 そののち、御法主上人は第二会場にお出ましになり、親しくお言葉を述べられた。
 小憩ののち、御法主上人は本堂において代表者と共に記念撮影に臨まれ、午後零時二十五分、多数の僧俗がお見送り申し上げるなか、正行院をあとにされた。

 同院は、桃園市の中心地に位置し、台湾の空の玄関口・桃園国際空港から車で三十分、台鉄・桃園駅から徒歩三分の交通至便な場所にある。
 また建物は、鉄筋コンクリート造り十八階建てのビルのうち、八階の全フロアを使用しており、約二百三十坪のフロアに、イス席で約五百名収容の本堂ならびに受付、事務所、会議室等を備えている。