アメリカ合衆国
ロサンゼルス
妙 法 寺
創立10周年移転落慶法要
 
  七月十四日、台湾宜蘭県宜蘭市において妙照院(佐藤信俊主管)の創立十周年記念移転落慶法要が、御法主日如上人猊下の大導師のもと、厳粛かつ盛大に奉修された。
 妙照院の前身である東台布教所は、平成十四年六月二十三日に台湾で四番目の法城として、宜蘭県五結郷に開設され、初代責任者として佐藤師が赴任した。
 そののち、平成十六年十一月二十九日に、前御法主日顕上人猊下の御親修を仰ぎ、板御本尊入仏法要が奉修され、本教山妙照院として山号ならびに院号を公称した。
 そして、このたびの創立十周年を迎えるに当たり、同地における布教の長期的展望に立ち、信徒参詣の利便性を高めて活動をより活発化するため、また、台風の通り道でもあったこれまでの場所は、そのたびに被害を受けて活動に支障をきたしていたため、宜蘭市内の商業ビル内に移転することを決定し、今回の法要を迎えるに至ったものである。
 なお、移転・内装工事にかかる費用の一切は台湾の現地法人「財団法人中華民国日蓮正宗基金会」より支出された。
 この法要には、漆畑行雄海外部長、小川只道・田爪鏡道の各大石寺理事が随行し、埼玉県川越市の本種寺住職・佐藤公妙師をはじめ有縁の僧侶が多数出席。また、法華講連合会委員長の永井藤蔵法華講大講頭をはじめ三名の代表信徒のほか、地元宜蘭県地域をはじめとする台湾全土より、合わせて約千名の信徒が参列した。
 
  御法主上人御一行は、十三日午後一時二十分に羽田空港を出発し、現地時間の同日午後三時半過ぎに台北市の松山空港に到着された。
 翌十四日の午前、御法主上人は、台北市の本興院(石橋頂道主管)に立ち寄られ、参詣信徒に対して親しくお言葉を述べられた。
 
 そして、同日午後一時十五分、この日を待ちわびた現地僧俗一同がお待ち申し上げるなか、御法主上人には御機嫌うるわしく妙照院に御到着。ビル一階にて花束の贈呈が行われ、次いで、本堂のある七階のエレベーターホールに掲げられた山号額の除幕式に臨まれた。
 続いて、僧侶、代表信徒、寺族、親族の順に親しくお目通りを賜った。 
 
 
  法要は二時に開始され、御法主上人の大導師のもと、佐藤主管による御本尊御開扉、漆畑海外部長による献膳の儀、読経、唱題と如法に奉修された。
 こののち、御法主上人より甚深の御指南を賜った。
 引き続き式の部に移り、東台本部の朱●R幹事より同日の慶事に至る経過が報告されたのに続いて、漆畑海外部長、林徳晃講頭よりそれぞれ祝辞が述べられた。
 最後に、佐藤主管より丁重な謝辞が述べられ、法要は滞りなく終了した。
 
 
 
 法要終了後、御法主上人には六階の第二会場に御尊体を運ばれ、参詣信徒に対して親しくお言葉を述べられた。 
 
 小憩ののち、御法主上人は本堂での記念撮影に臨まれ、四時四十分、僧俗一同がお見送り申し上げるなか、妙照院をあとにされた。
 同院は、宜蘭市の中心部に位置し、台鉄宜蘭駅から徒歩十分の交通至便な場所にある。
 また建物は、鉄筋コンクリート造り九階建てビルの七階の全フロアと八階の一部を使用しており、約百六十坪の七階フロアには、イス席で約二百五十名収容の本堂、会議室、ロビー、受付、事務室があり、八階には会議室、庫裡を備えている。