アメリカ合衆国
ロサンゼルス
妙 法 寺
 

 四月十八日午後二時より、台湾台中市の妙行院(長沢正奏主管)において、同院の創立十周年記念法要が盛大に奉修された。
 同院は、初め本興院中台分院として、平成十一年三月に台中市中心部にあるビルの二階フロア半分を貸借して開設され、翌十二年三月十二日には僧侶が常駐する台湾三番目の法城として布教所に昇格した。
 その後、平成十六年三月には、近隣の地上二十三階、地下三階建てビルの九階の全フロア約二百三十坪を購入して布教所を移転し、同年十一月、前御法主日顕上人猊下大導師のもと、山号院号公称ならびに板御本尊入仏法要が奉修された。
 布教所に昇格してから十周年に当たる本年、本堂内部および御宝前を荘厳し、このたびの慶事を迎えたものである。
 この法要には、前日の高雄市・法宣院の入院式に引き続き、漆畑行雄海外部長、本興院主管・石橋頂道師をはじめ台湾常駐僧侶、および日本国内外から有縁の僧侶・寺族が出席。また、林徳晃台湾法華講講頭をはじめ地元信徒を中心に台湾各地から約七百名が参列した。

 法要は、長沢主管の導師により、献膳、読経、唱題と如法に奉修された。
 式の部に移り、初めに林清政台湾法華講中台本部幹事より経過報告、続いて漆畑海外部長、大阪府茨木市の安住寺住職・菅野修道師、石橋師より祝辞が述べられた。
 最後に、長沢主管より参列の各位に対して丁重な謝辞と今後の決意が披瀝された。

 小憩ののち、韓国ソウル市・ソウル布教所責任者の曹雄理師より布教講演があり、最後に本堂において記念撮影が行われて、法要の一切は滞りなく終了した。
 なお、十七日の法宣院、十八日の妙行院の法要に前後して、漆畑海外部長出席のもと、台湾現地法人の定例理事会が行われた。