アメリカ合衆国
ロサンゼルス
花東布教所
 七月十八日、台湾花蓮県吉安郷において、日蓮正宗花東布教所の開所法要が、御法主日如上人猊下の御名代である漆畑行雄海外部長の御導師のもと、厳粛かつ盛大に奉修された。


 これは、一昨年一月に開設された妙照院花蓮分院が布教所に昇格したことによるものである。
 これには、神奈川県横須賀市の法照寺住職・石井栄純師をはじめ有縁の僧侶が出席したほか、本興院主管・石橋頂道師をはじめ台湾在住の僧侶が出席した。さらに台湾全土より約六百名の代表信徒が参列し、共どもに新布教所の誕生を慶祝した。
 法要は、午前十時と午後二時の二回に分けて執り行われた。一回目の法要は漆畑海外部長の御導師のもと、御本尊御開扉、献膳、読経、唱題と如法に奉修された。
 式の部では、経過報告に続いて、漆畑海外部長より祝辞ならびに初代布教所責任者の浜崎良覚師の紹介があった。
 続いて、石井師と林徳晃講頭から祝辞があり、最後に浜崎布教所責任者から丁重な謝辞が述べられて、法要は滞りなく終了した。


 二回目の法要における式の部では、山口県下関市の妙宝寺住職・今福永明師と許童栄副講頭からそれぞれ祝辞が述べられ、最後に浜崎師の謝辞をもって、法要は滞りなく終了した。
 二回の法要終了後、本堂において代表者による記念撮影が行われた。
 新布教所のある花蓮県は、台湾有数の景勝地・太魯閣国立公園を擁する自然豊かな地域である。
 同布教所は、花蓮市郊外の交通至便の地に位置し、鉄筋コンクリート七階建てビルの七階と五階部分を使用している。七階の約百坪のフロアに、椅子席で二百名収容の本堂ならびに受付、事務所、会議室等を備え、このたびの僧侶常駐に併せて、五階に会議室、庫裡が新設された。
 同布教所に所属する台湾南東部の花蓮県・台東県地域の信徒は、待望久しかった僧侶常駐がかない、広布の進展に大いに弾みがつくことであろう。