アメリカ合衆国
ロサンゼルス
法 秀 院
最教山法秀院 山号院号公称ならびに板御本尊入仏法要
一月二十四日、午前中の正行院板御本尊入仏法要に引き続き、台湾三重市において最教山法秀院(旧三重布教所・長谷玄雄主管)の山号院号公称ならびに板御本尊入仏法要が、御法主日如上人猊下大導師のもと、厳粛かつ盛大に奉修された。


 法秀院の前身である三重布教所は、平成二十年十二月二十一日、台湾第九番目の法城として、御法主上人の御名代である漆畑行雄海外部長の御導師のもと開所された。
 以来、長谷師は、初代布教所責任者として赴任し、一年余の間、地元信徒と共に地域広布に努め、今回の法要を迎えるに至ったものである。
 この法要には、二十三日の本照院、二十四日午前の正行院の法要に参列した僧侶と日本からの来賓信徒、寺族が出席したほか、千百余名の現地信徒代表が、ビルの二階にある本堂および同ビル十三階に設置された第二会場において参列した。
 午後二時五分、多くの僧俗がお待ち申し上げるなか、御法主上人には御機嫌うるわしく法秀院に御到着。二階ロビーにおいて花束の贈呈を受けられ、少年部による歓迎の舞を鑑賞された。


 次いで、山院号額の除幕式に臨まれた。
 続いて、長谷師に初代主管の辞令が下賜されたのち、僧侶、現地の代表信徒、寺族の順に親しくお目通りを賜った。
 法要は三時に開始され、御法主上人大導師のもと、田爪鏡道大石寺理事による御本尊御開扉、八木日照総監による献膳の儀、読経と進められた。
 途中、「而説偈言」で磐(けい)が打たれ、御法主上人により「慶讃文」が奉読されたのち、自我偈の読経、唱題と如法に奉修された。
 こののち、御法主上人より甚探の御指南を賜った。






 引き続き、式の部に移り、台湾法華講北西本部の遊基堅幹事より同日の慶事に至る経過が報告されたのに続いて、八木総監、漆畑海外部長、許童榮副講頭よりそれぞれ祝辞が述べられた。
 最後に、長谷主管より丁重な謝辞と決意が述べられ、法要は滞りなく終了した。
 そののち、御法主上人は第二会場にお出ましになり、親しくお言葉を述べられた。
 小憩ののち、御法主上人は本堂において代表者と共に記念撮影に臨まれ、五時半、多数の僧俗がお見送り申し上げるなか、法秀院をあとにされた。
 同院は、地域の幹線道路沿いに建つ新築商業ビルの二階の全フロアを使用しており、数年後に開通予定の地下鉄の駅から徒歩五分という交通至便な地にある。
 公共スペースを含めて約四百坪のフロアに、椅子席で約七百名を収容できる本堂をはじめ、ロビー、受付、事務所、会議室等を備えている。
 翌二十五日午後には、台北市にある本興院を視察あそばされ、集まった信徒に親しくお言葉を述べられた。
 こうして、台湾での一切の行事をつつがなく終えられた御法主上人御一行は、現地時間の一月二十六日午後一時二十五分に台湾桃園国際空港を発たれ、日本時間の午後五時十七分、成田国際空港着の便で、御機嫌うるわしく帰国あそばされた。