アメリカ合衆国
ロサンゼルス
本 照 院
寂光山本照院 山号院号公称ならびに板御本尊入仏法要
  一月二十三日、台湾彰化縣において寂光山本照院(旧彰雲布教所・佐藤信亮主管)の山号院号公称ならびに板御本尊入仏法要が、御法主日如上人猊下大導師のもと、厳粛かつ盛大に奉修された。


 本照院の前身である彰雲布教所は、平成十九年七月二十二日、台湾第六番目の法城として、御法主上人の御名代である漆畑行雄海外部長の御導師のもと開所された。
 以来、佐藤師は、初代布教所責任者として赴任し、二年半の間、地元信徒と共に正法広布に努め、今回の法要を迎えるに至ったものである。
 この法要には、八木日照総監、漆畑海外部長、小川只道・田爪鏡道の各大石寺理事が随行し、来賓として土居崎慈成宗会議長、京都市右京区の平安寺住職・高野法雄師をはじめ有縁の僧侶が日本および海外から多数出席。来賓信徒として、日本から永井藤蔵法華講大講頭をはじめ六名が出席した。また、台湾全土より千二百三十余名の信徒が本堂と、隣接地に設置された巨大テントの第二会場において参列した。

 御法主上人御一行は、二十二日午前九時二十分に成田国際空港を出発され、現地時間の同日午後零時半、台湾桃園国際空港に到着された。
 翌二十三日午前には、台中市にある妙行院を視察あそばされ、集まった信徒に親しくお言葉を述べられた。
 午後零時五十分過ぎ、この日を待ちわびた現地僧俗一同がお待ち申し上げるなか、御法主上人には御機嫌うるわしく本照院に御到着。花束の贈呈を受けられ、正面玄関前で歓迎の舞を鑑賞された。
 次いで、入口正面に掲げられた山号額、院号額の除幕式に臨まれた。
 続いて、佐藤師に初代主管の辞令が下賜されたのち、僧侶、代表信徒、寺族の順に親しくお目通りを賜った。

 法要は二時に開始され、御法主上人大導師のもと、田爪理事による御本尊御開扉、八木総監による献膳の儀、読経と進められた。
 途中、「而説偈言」で磐(けい)が打たれ、御法主上人により 「慶讃文」が奉読されたのち、自我偈の読経、唱題と如法に奉修された。





 こののち、御法主上人より甚深の御指南を賜った。
 引き続き、式の部に移り、台湾法華講彰雲本部の劉春逢幹事より同日の慶事に至る経過が報告されたのに続いて、八木総監、漆畑海外部長、林徳晃講頭よりそれぞれ祝辞が述べられた。

 最後に、佐藤主管より丁重な謝辞が述べられ、法要は滞りなく終了した。
 そののち、御法主上人には正面玄関前にて「羅漢松」のお手植えに臨まれたのに続いて第二会場にお出ましになり、親しくお言葉を述べられた。
 小憩ののち、御法主上人は本堂での記念撮影に臨まれたあと、五時、多数の僧俗がお見送り申し上げるなか、本照院をあとにされた。
 同院は、中山高速道路の員林インターチェンジから車で五分、台鉄・員林駅からは車で十分、台湾高速鉄道(新幹線)台中駅からは車で三十分の交通至便な田園地帯にある。
 また堂字は、約二百六十坪の敷地に、イス席で約五百名収容の本堂ならびに受付、事務所、会議室等があり、二階には庫裡を備えている。