タ  イ
 
タイ事務所開所法要
 令和五年十月二十八日・二十九日の両日、タイの首都バンコク市において、同国における初の法城となる日蓮正宗タイ事務所の開所法要が、御法主日如上人猊下の御名代である漆畑日実海外部長の御導師のもと、厳粛かつ盛大に奉修された。
 宗門主導による海外布教が開始されてから約三十年。年に数回の出張指導を積み重ね、コロナ禍直前の令和二年一月に僧侶常駐が実現した。
 それまでのタイへの出張回数は通算百回を数え、令和四年十一月には、宗務院から日蓮正宗タイ事務所開設の承認を受け、このたびの慶事を迎えたものである。
 両日の開所法要には、井尻執道海外部副部長をはじめ、近隣国から有縁の僧侶が出席。また、タイ全土から九百名を超える信徒も参列した。
 二十八日午後一時(現地時間)、事務所が入るビルの三十三階に到着した漆畑海外部長は、この日を待ちわびた信徒の歓迎のなか、少年部員から花束の贈呈を受けた。続いて事務所看板の除幕が行われた。
 そののち、控え室において、漆畑海外部長から堀沢師にタイ事務所責任者の辞令が伝達された。
 法要は、二時から開始され、堀沢師による御本尊御開扉、献膳、読経、唱題と如法に奉修された。
 引き続き式の部に移り、井尻海外部副部長から経過報告が述べられた。
 次に、漆畑海外部長から「本日、タイにおける日蓮正宗の広宣流布へ向けたすべての準備が整った。あとは、堀沢事務所責任者を中心に僧俗異体同心して唱題・折伏に励み、ひたすら広布に邁進し、タイの正法広布を大きく進めていただきたい(取意)」と祝辞が述べられた。
 続いて、横浜市緑区の大歓寺住職・佐藤広明師からの祝電が披露されたのち、財団法人日蓮正宗理事長のルジャポン・スカボテ氏から祝辞が述べられた。
 最後に、堀沢事務所責任者から参列の各位に対して丁重な謝辞と今後の決意が披瀝された。
 このあと本堂と第二会場において、それぞれ記念撮影が行われ、開所法要の一切は滞りなく終了した。
 なお、二十九日午前十時の法要も、漆畑海外部長の御導師のもと同様に奉修された。
 タイの首都であるバンコク市は、同国の政治・経済・教育・文化の中心である。新事務所は、MRT(地下鉄)の駅、BTS (高架鉄道)の駅、バス停から徒歩五分の便利な場所に位置し、鉄筋コンクリート三十五階建てビルの三十三階の半分を使用している。約百坪のフロアには、椅子席で百五十名収容可能な本堂や受付、会議室、談話スペース、執務室が備わっている。
 タイ全土の法華講員は、待望久しかった事務所開設を機に、広布伸展に精進する決意を新たにしている。