ス リ ラ ン カ
 
個 人 宅
 
 六月五日から十一日まで、井尻執道海外部主任、野村信導・安沢良永の各宗務院書記がスリランカに出張し、御授戒、御本尊下付、家庭訪問等を行った。
 五日夜にコロンボ空港に到着した一行は、早速、翌日の御授戒、御本尊下付の準備と打ち合わせを行った。
 六日には、スリランカの中心都市コロンボにある日蓮正宗スリランカ事務所において、午前七時半より正午過ぎまで三回に分けて御授戒と御本尊下付が執り行われた。計六百四十一名の御授戒と四百四体の御本尊下付があった。
 また午後からは、翌日の指導会の打ち合わせなどを行った。
 七日、午前九時半より行われた全体指導会では、勤行、唱題ののち井尻主任より「折伏時の注意点について」と題して指導・激励があった。これには、平日にもかかわらず、約五百五十名の信徒が参加した。
 さらに午後には、地方都市キャンディーの信徒宅を訪問して入仏式を執り行った。
 八日は、僧侶が二手に分かれて信徒宅を訪問した。一組は地方都市ゴールにある信徒宅を訪問し、入仏式と御遷座式を執り行った。もう一組はコロンボ近郊の信徒宅を訪問し、入仏式と津波の被害で身内を亡くされた方の法事を行った。
 九日、午後六時より執り行われた勉強会では、野村書記より「御本尊様に対する大確信を持って祈ろう」と題する、スライドショーを用いた講義があった。これには、三百名を超える信徒が参加した。
 十日は、コロンボ近郊の信徒宅を訪問して御遷座式を執り行い、激励した。
 予定を滞りなく終えた一行は、十一日に帰国の途に就いた。
 スリランカ事務所では、毎朝五時から百名を超える信徒により唱題会が行われ、御本尊への絶対の確信と唱題の功徳をもって折伏行に邁進し、大きな成果を挙げている。
 昨年まで、二十六年間もの長きにわたって続いた内戦が終結したのも、御本尊の功徳が国家を安寧たらしめることの実証であると感じる。
 スリランカの平和と繁栄のために、ますますの折伏成就を祈るものである。