ス リ ラ ン カ
 
個 人 宅
平成21年11月15日・16日
 スリランカの中心都市コロンボにおいて、十一月十五日に出張御授戒、翌十六日には指導会が執り行われた。
 これには、スリランカ担当教師で兵庫県尼崎市の大妙寺住職・高野顕昇師、野村信導・土田法積の各宗務院書記が出張した。
 十四日夜にコロンボ空港に到着した一行は、御授戒・御本尊下付の準備と打ち合わせを済ませ、翌日に臨んだ。



 十五日、日蓮正宗スリランカ事務所において、午前八時より午後一時まで三回に分けて法要が行われ、七百七十八名の御授戒と四百五十一体の御本尊下付があった。
 さらに、午後からは僧侶が二手に分かれて、コロンボ近郊のメンバー宅を訪問して御本尊入仏式ならびに御遷座式を執り行い、指導激励した。いずれの家庭においても、立派な仏壇に新調し、家族全員でさらなる精進を誓っていた。
 十六日は、午前九時より全体指導会が行われ、高野師より「『中興入道御消息』を拝して」と題して指導激励があった。これには、平日にもかかわらず、四百名を超えるメンバーが参加した。



 十七日は、午前十時から結婚式が執り行われた。新婦のティリニさんは、宝物殿で開催された海外布教写真展の会場入口前に大きく掲示されていた方で、新郎となったヴィンディカさんを折伏し、今回、御授戒を受けて、晴れて結婚式を迎えることができた。
 また午後は、地方での御本尊御遷座式を執り行ったのち、指導激励があった。
 こうして出張予定をつつがなく終えた一行は、十八日に無事帰国の途に就いた。
 スリランカでは、今回の出張御授戒において、「地涌倍増」の御命題を賜った平成十四年から今日までに、信徒数が四倍に達するという大躍進を遂げた。
 メンバーは、今後も御法主日如上人猊下の御指南のままにスリランカの平和と発展のために、異体同心して折伏行に邁進することを決意している。
(野村信導 記)