ニュージーランド・オーストラリア
 
個 人 宅
 
 三月五日から十六日までの十二日間にわたって、芝頂恩海外部主任と戸沢良昭宗務院書記が、ニュージーランドのオークランドと、オーストラリアのメルボルン、シドニー、コフスハーバー、ゴールドコースト、ブリスベン、パースの二カ国・七地域に出張し、御授戒、勧誡、御本尊下付ならびに座談会、入仏式、家庭訪問、個人指導を執り行った。
 六日正午、ニュージーランドのオークランドに到着し、午後より連絡責任者宅を訪問した。そこでは、芝主任の導師のもと、勤行、唱題が行われ、引き続き翌日の打ち合わせが行われた。
 翌七日は、午前十一時より勧誡者本人宅を訪問し、勧誡、家族の御授戒、御本尊下付、入仏式を執り行った。


 入仏式終了後、芝主任より指導があった。
 午後四時からは、オークランド市内の信徒宅で座談会が行われた。
 座談会は、勤行、唱題に続き、本年二月度の広布唱題会における御法主日如上人猊下の御指南を英訳したものを全員で拝読した。
 引き続いて、芝主任より新たな御命題に向かっての指導と、今後のニュージーランドにおける活動の指針が提示された。


 翌八日の午前八時に、ニュージーランドからオーストラリアのメルボルンへ移動。午後三時より座談会が行われ、勤行、唱題に続いて、御授戒、御本尊下付が行われた。
 続いて、青年部よりメルボルンにおける「法城建立のために」と題した研究が発表され、広布前進へ向けて意識を高めていた。
 翌九日は、メルボルン市内の信徒宅の家庭訪問と個別指導が行われた。
 十日は、メルボルンよりシドニーへ移動。午後六時より市内ホテルのホールに設けられた座談会会場において、勤行、唱題、御本尊下付ならびに座談会を行った。
 座談会では、芝主任より、昨年の「七万五千名大結集総会」ならびに「海外信徒総登山」の大成功の報告と、新たに賜った御命題に向けて今後どのように信行に励むべきかの具体的な指導があった。


 翌十一日には、前日に御本尊を下付された信徒宅において、近隣の信徒十数名も参加して、盛大に入仏式が執り行われた。
 入仏式終了後、芝主任より、海外信徒実践目標の一つである勤行の励行と人材の育成について指導があった。信徒一同は大いに歓喜し、それぞれが信心の目標を確認し合った。 十二日は、シドニーよりコフスハーバーへ移動。午後六時より座談会が行われた。会場となった信徒宅は、昨年三月末の洪水による被害で数週間前まで生活できる状況ではなかった。


 芝主任は、そのような状況から生活を立て直せた信心を称(たた)え、一日も早い復興を祈りつつ、家族が結束し、地域発展の礎(いしずえ)となるよう指導・激励した。
 翌十三日は、ゴールドコーストへ移動し、家庭訪問を行った。勤行ののち、新来者にも理解できるよう、芝主任より勤行の説明を中心に信心修行について話があった。
 十四日は、ブリスベンへ移動。午後一時より座談会が行われた。新来者も一緒に勤行、唱題を行い、現地留学生や新来者も含め、参加者は質疑応答を通じて理解を深めた。


 翌十五日は、パースへ移動。夕方より座談会を行った。昨年初めて訪問した時に比べ、参加者は新来者も含めて二倍以上であった。
 芝主任より、グループのさらなる発展のために、一層の折伏の奮起と定期的な活動の重要性について指導があった。
 十六日、一切の予定を終えた一行は、帰国の途に就いた。