アメリカ合衆国
サンフランシスコ
妙 信 寺
創立30周年記念法要
 
六月二十二日午前十時より、アメリカ合衆国サンフランシスコの妙信寺(木村正弘住職)において、同寺の創立三十周年記念法要が奉修された。
 同寺は、昭和五十九年六月三日、前御法主日顕上人猊下の大導師のもと落慶入仏法要が奉修され、初代住職として長坂慈精師(現大阪市西区・聖教寺住職)が就任した。
 昭和六十三年六月十三日、第二代住職として高橋慈豊師(現大阪府岸和田市・平等寺住職)が就任し、平成二年ごろに創価学会問題が惹起すると、創価学会を脱会した七十八名のメンバーが中心となって、同三年七月七日、法華講妙信寺支部の結成が許可された。
 その後、平成十年二月十二日、第三代住職として芝項恩師(現総本山塔中・常灯坊住職)が就任し、同十一年六月には、同寺の創立十五周年を記念して山門が建立された。
 そして、平成十六年三月七日、第四代住職として木村師が就任し、同年十二月五日には、同寺の創立二十周年を記念して本堂に天蓋を新設。さらに同二十年九月二十八日には、創立二十五周年を記念して本堂に憧幡(どうばん)を設置するなど、寺院整備に尽力してきた。
 そして、このたびの慶事を迎えるに当たり、建物外壁の塗り替え、寺院窓枠の防水加工、水道管・雨樋の修理、給湯タンクの交換、浴室の修繕等の記念事業がなされ、同日の法要を迎えたものである。
 これには、ニューヨーク妙説寺の記念法要等に引き続き、笠原建道海外部主任、アメリカNST(アメリカ日蓮正宗寺院)プレジデントでロサンゼルス妙法寺住職の高野泰信師、神奈川県横須賀市の法照寺住職・石井栄純師をはじめ有縁の僧侶が出席。また、地元を中心に多数の信徒が参列した。
 法要は、木村住職の導師により献膳、読経、唱題と如法に奉修された。
 続いて式の部に移り、初めに青年部のヴインセン・チャン氏よりスライドを用いた経過報告があったのち、漆畑行雄海外部長の祝辞が笠原主任によって代読され、さらに、NSTを代表して高野プレジデントの祝辞、信徒を代表してデービット・マーフィー講頭から祝辞が述べられた。
 最後に、木村住職より丁重な謝辞が述べられたのち、法華講有志による和太鼓のパフォーマンスが行われた。
 こののち本堂において記念撮影が行われ、法要の一切は滞りなく終了した。