アメリカ合衆国
ニューヨーク
妙 説 寺
寺号公称30周年記念法要
 
 六月二十一日午前十時より、アメリカ合衆国lニーヨークの妙説寺(滝川信雅住職)において、同寺の寺号公称三十周年記念法要が奉修された。
 同寺は、昭和五十五年一月二十六日、前御法主日顕上人猊下により、ニューヨークにNST(日蓮正宗寺院)出張所が開設され、同年十二月四日、日顕上人の大導師のもと記念法要が奉修された。
 さらに、昭和五十九年十二月二日、日顕上人の大導師のもと本堂新築・寺号公称落慶入仏法要が奉修された。
 その後、昭和六十一年三月二十六日、第二代住職として山田容済師(現静岡県伊豆市・慈光寺住職)が就任し、同六十三年六月十七日には、第三代住職として長坂慈精師(現大阪市西区・聖教寺住職)が就任した。
 平成二年ごろに創価学会問題が惹起すると、同六年十一月八日に法華講妙説寺支部の結成が許可され、さらに同十年十一月八日には法華講トリニダード・トバゴ支部の結成が許可された。
 また、平成十二年十二月二日に、ロングアイランドシティー出張所が、同十五年六月三十日には、マンハッタン出張所が開所された。
 平成十七年十二月六日には、同寺の
創立二十五周年記念法要が奉修されたあと、同十九年六月十七日に、第四代
住職として中本代道師(現鹿児島県枕崎市・慈海寺住職)が就任し、同二十三年六月二十六日には、第五代住職として滝川師が就任して、今日まで寺檀和合・寺運興隆に努めてきた。
 そして、このたびの慶事を迎えるに当たり、本堂安置板御本尊の御荘厳直しと御枠の新調、寺号公称三十周年記念常住御本尊の下付、御宝前を板壁に張り替え、雪洞(ぼんぼり)・椅子式礼盤・信徒用椅子の新調、本堂内外の壁とフェンスの塗装、本堂・受付ロビーのカーペット交換、受付カウンターの整備、庫裡アスファルトシングル屋根の葺き替えの記念事業がなされ、同日の法要を迎えたものである。
 これには、シカゴ妙行寺の入院式に引き続き、笠原建道海外部主任、アメリカNSTプレジデントでロサンゼルス妙法寺住職の高野泰信師、静岡県富士宮市の総本山塔中了性坊住職・原田輝道師をはじめ日本国内外の有縁の僧侶が出席。また、地元ニューヨークをはじめ、カナダ東部やトリニダード・トバゴからも多数の信徒が参詣した。
 法要は、滝川住職の導師により献膳、読経、唱題と如法に奉修された。
 続いて式の部に移り、開会の辞、デニス・ハガティー講頭より経過報告が述べられたのち、漆畑行雄海外部長の祝辞が笠原主任によって代読され、さらに、NSTを代表して高野プレジデントより祝辞が述べられた。
 そののち、青年部によって出張所開設当時からの寺院活動を紹介するスライドショーが放映された。
 最後に、滝川住職より丁重な謝辞が述べられたのち、本堂において記念撮影が行われ、法要の一切は滞りなく終了した。