みょう じょう じ
妙 盛 寺
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大日蓮より抜粋 
 
 創立130周年記念法要
 十一月二十三日午後二時より、静岡市清水区の妙盛寺(有川岳道住職)において、同寺の創立百三十周年記念法要ならびに重宝虫払法要が盛大に奉修された。
 同寺は、明治十四(一八八一)年十月、総本山第五十三世目盛上人を開基と仰ぎ、山本甚吾氏、長阪彦次郎氏、磯谷千代吉氏をはじめとする法華講二十八世帯、百三十余名の協力のもと総本山に新寺建立を発願し、庵原郡辻村島崎(現在の静岡市清水区旭町)に山本・長阪両氏の所有地六百余坪の寄進を得て建立された。
 そして、明治、大正、昭和の中世に至るまで、県中西部における唯一の正宗寺院として、東海広布の重要な役割を果たしてきた。
 昭和二十年七月十日には、戦災による建物の焼失という艱難(かんなん)もあったが、戦後、檀信徒の協力によって仮本堂による再建を果たした。
 第十二代住職の秋田慈舟師は、さらなる東海広布のために清水市草薙(現在の静岡市清水区草薙)の地に移転新築を発願。昭和三十九年六月一日に総本山第六十六世日達上人の御親修を賜って落慶入仏法要が奉修され、同年八月二日には法華講東海地区連合会第一回大会が同寺において開催された。
 その後、昭和四十三年九月十六日には、第十三代住職として有川師が就任。平成三年五月八日には、前御法主日顕上人猊下の御親修を賜り、新築落慶入仏法要が奉修された。
 このころから創価学会問題が表面化していたが、平成五年五月三十日には日顕上人の御親修を賜り、当時の静岡南布教区御親教が同寺において奉修され、法華講を中心とした広布の進展が促された。
 平成十八年十二月十七日には、創立百二十五周年に合わせて山門と供養塔が建立され、記念法要が奉修された。
 そして、このたびの百三十周年記念法要と重宝虫払法要が奉修される運びとなったものである。
 この慶事に当たり、重宝を納める長持の新調と、建物内信徒用トイレのバリアフリー化、客殿横の会議室の改修が行われた。
 この法要には、早瀬義久静岡西布教区宗務支院長をはじめ布教区内外の僧侶が出席。また、大場衍静岡西地方部長、杉山季久総代をはじめ信徒多数が参列した。
 法要に先立ち、午後一時より、唱題のなか、長持が本堂に運ばれ、重宝御本尊が奉掲された。
 法要は二時に開始され、有川住職の導師により献膳、読凝、唱題と如法に奉修された。
 引き続き式の部に移り、片山衛講頭より御供養目録の奉呈、杉山総代より経過報告、大場地方部長、早瀬支院長より祝辞が述べられた。
 最後に、有川住職より参列の各位に対して丁重な謝辞と、平成二十七年の御命題達成に向けての決意が披瀝された。
 こののち、重宝御本尊を収納した長持が本堂から御宝蔵へ運ばれ、御宝蔵前にて読経、唱題が行われた。
 小憩ののち、東京都北区の妙証寺住職・石井信量師により布教講演が行われた。
 こののち本堂において記念撮影が行われ、法要の一切は滞りなく終了した。