ほん えん じ
本 円 寺
  
大日蓮より抜粋 
 
 帰一五十周年記念法要
  令和四年十一月二十七日午後一時半から、静岡県伊豆の国市の本円寺(佐藤正宣住職)において、同寺の帰一五十周年記念法要が厳粛かつ盛大に奉修された。
 同寺は、昭和二年、同県大仁町(現在の伊豆の国市)に法華宗本門流の寺院として建立され、本門寺と称していたが、縁あって日蓮正宗に帰一し、同四十五年三月九日に本宗寺院として登記が完了した。
 その後、初代住職として杉崎智道師が就任したが、長期間、無住で荒廃が著しかったため、本堂・庫裡等の復興が行われ、昭和四十六年六月八日、総本山第六十六世日達上人の大導師のもと、本円寺と改称して帰一入仏法要が奉修された。
 そして、昭和五十四年十二月十五日に第二代住職として佐久間法敬師が就任し、翌五十五年八月十九日には現在地に移転新築され、第六十七世日顕上人の大導師のもと、移転新築落慶法要が奉修された。
 昭和五十七年四月十一日には第三代住職として三谷唯道師が就任し、平成三年九月二十七日には法華講本円寺支部が結成された。
 その後、平成二十四年十一月五日に第四代住職として佐藤師が就任し、さらなる寺檀和合・寺運興隆が図られた。
 そしてこのたびの慶事に当たり、記念常住御本尊の御下付をはじめ、天蓋・憧旛の荘厳直し、本堂空調設備の新調、本堂・受付照明のLED化、記念石碑の建立、玄関天井クロスの張り替え、玄関前の整備と屋根の修繕等が行われ、同日の法要を迎えたものである。
 この法要には、佐藤日学大石寺主任理事、梅屋誠岳渉外部長、関戸慈誠静岡東布教区宗務支院長をはじめ布教区内外の僧侶が出席。また、本円寺総代の奥津匡俊静岡東地方部長、武井美憲同副地方部長をはじめ地方部役員ならびに同寺信徒が参列した。
 法要に先立ち、記念石碑の除幕が行われた。
 法要は、佐藤住職の導師により献膳、読経、唱題と如法に奉修された。
 引き続き式の部に移り、奥津総代から経過報告、佐藤大石寺主任理事・関戸支院長からそれぞれ祝辞が述べられた。
 最後に、佐藤住職から参列の各位に対して丁重な謝辞と今後の決意が披瀝された。
 小憩ののち、教学研鑚所副所長で総本山塔中の了性坊住職・原田輝道師により布教講演が行われた。
 このあと本堂において記念撮影が行われ、法要の一切は滞りなく終了した。