えん  じゅ  じ
延 寿 寺
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大日蓮より抜粋 
 
 本堂・庫裏新築落慶法要
 
 七月十七日、高知県南国市の延寿寺(川口盟道住職・南四国布教区副宗務支院長)において、御法主日如上人猊下の大導師のもと、本堂・庫裡新築落慶法要が厳粛かつ盛大に奉修された。
 同寺は、昭和五十年十二月十九日、総本山第六十六世日達上人の大導師のもと、落慶入仏法要が奉修された。
 以来、三十有余年、歴代住職の護法と広布への篤い道念により、地元信徒の帰命依止の道場としての役割を果たしてきた。
 平成二十四年十二月、不慮の出火によって全焼したが、一日も早い再建を切望する僧俗一同の強き思いがさらなる団結を生み、宗務院の指導のもと、川口住職を中心に再建が進められた。
 新築に当たっては、耐震性を考慮し、屋根には軽い素材を用い、総本山の塔中坊を参考に方形屋根とし、明るく広い本堂は広布推進会の会場としても利用できるようになった。また、玄関には車イス用のスロープが設けられたほか、障害者用のトイレも設置された。
 昨年十一月二十二日に起工式、本年三月十三日に上棟式が修されるなど、工事は着々と進められ、このたびの新築落慶法要を迎えるに至った。
 この法要には、秋元広学渉外部長、田爪鏡道大石寺理事、長沢弥道南四国布教区宗務支院長をはじめ布教区内外の僧侶が出席。また、法華講連合会委員長の永井藤蔵法華講大講頭、長谷佳和南四国地方部長をはじめ、延寿寺信徒ならびに布教区内寺院の代表信徒多数が参列した。
 午前十時前、僧俗一同がお待ち申し上げるなか、御法主上人が延寿寺に到着あそばされると、小憩の間もなく、住職、僧侶、大講頭・法華講連合会役員、地方部役員・各支部代表、延寿寺総代・支部役員、寺族、親族の順に、親しくお目通りを許された。
 法要は十時半に開始され、御法主上人の大導師のもと、川口住職による御本尊御開扉、秋元渉外部長による献膳の儀、読経、焼香、唱題と如法に奉修された。
 引き続き式の部に移り、溝渕雄二総代より経過報告、秋元渉外部長、長沢支院長、永井大講頭より祝辞が述べられた。
 次に、施工業者へ感謝状ならびに記念品の贈呈が行われた。
 最後に、川口住職より御法主上人および参列の各位に対して丁重な謝辞が述べられ、式の部は終了した。
 小憩ののち、午後零時四十分に御法主上人は再び本堂に出仕あそばされ、『立正安国論』の「又云はく『我往昔(むかし)を念(おも)ふに』」(御書二四五n一行目)から「『名づけて持戒と日(い)はん』と」(同n一八行目)までの御文について、一時間にわたり甚深の説法をあそばされた。
 御説法終了後、御法主上人は本堂玄関前において、代表者と共に「木斛(もっこく)」のお手植えをなされた。
 そののち、本堂において記念撮影に臨まれ、二時半、僧俗一同がお見送り申し上げるなか、延寿寺をあとにされた。