みょう かい じ
妙 海 寺
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大日蓮より抜粋 
 
 創立55周年記念法要
 六月十五日午後二時より、和歌山県和歌山市の妙海寺(高野道督住職)において、同寺の創立五十五周年記念法要が厳粛かつ盛大に奉修された。
 同寺は、同市和歌浦の地に、昭和三十三年八月十二日、総本山第六十五世日淳上人の御名代の細井精道総監(のちの総本山第六十六世日達上人)の御導師のもと落慶入仏法要が奉修され、初代住職に大村寿顕師(のちの常秀院日統上人) が就任した。
 その後、昭和五十四年十二月十八日、現在地に移転新築され、前御法主日顕上人猊下の御親修を仰ぎ、落慶法要が奉修された。
 ところが、当時の住職が自称正信会に与(くみ)し、昭和五十七年八月に宗門より擯斥処分に付されたにもかかわらず、同寺を不法に占拠したため、三十年近く正当な寺院活動が停止することとなった。
 その後、平成元年四月十八日には同市木ノ本に教妙寺が建立され、同三年七月三日に法華請教妙寺支部が結成されて、歴代住職と信徒が異体同心のもと、折伏弘教に邁進してきた。
 そして、それまで妙海寺を不法占拠していた元住職が死亡したことを受け、平成二十年六月二十四日に、同寺が宗門に返還された。
 これを受け、平成二十年十一月一日に、法華講教妙寺支部は規約を変更し、法華講妙海寺支部として、高野道督住職の指導のもと、心新たに出発した。
 そして、このたびの慶事を迎えるに当たり、御本尊の御荘厳直し、御宝前の荘厳、本堂内外の整備、トイレの整備が行われ、同日の法要を迎えたものである。
 この法要には、佐藤広明南近畿布教区宗務支院長をはじめ布教区内の僧侶が出席。また、浜田尚之南近畿地方部長をはじめ所属信徒多数が参列した。
 法要は、高野住職による御本尊御開扉、献膳、読経、唱題と如法に奉修された。
 引き続き式の部に移り、寺村猛副講頭より経過報告、佐藤支院長、市川年文総代より祝辞が述べられた。
 最後に、高野住職より参列の各位に対して丁重な謝辞と今後の決意が披瀝された。
 小憩ののち、奈良県大和高田市の隆妙寺住職・平井法境師により布教講演が行われた。
 このあと本堂において記念撮影が行われ、法要の一切は滞りなく終了した。