う みょう じ
有 明 寺
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大日蓮より抜粋 
 
 創立五百五十五周年記念法要
 令和四年五月十五日午後一時から、山梨県身延町の有明寺(石井正恩住職)において、同寺の創立五百五十五周年記念法要が厳粛かつ盛大に奉修された。
 同寺は、応仁元(一四六七)年、総本山第九世日有上人が隠居所として法華堂を創建されたことに始まる。
 元禄年中(一六八八〜一七〇四)、当時、同地域を弘教していた有明坊日徳師の発願により、第二十六世日寛上人の多大な支援を得て、有明寺が建立された。
 その後、明治期の廃仏毀釈等により一時荒廃するも、昭和三十五年九月二十九日に第六十六世日達上人を中興開基として復興再建された。
 また、昭和五十六年六月十九日には日有上人第五百回遠忌を記念して、本堂・庫裡が新築され、第六十七世日顕上人の大導師のもと、本堂・庫裡新築落慶入仏法要が奉修された。
 以来、歴代住職と信徒によって同寺の発展・拡充が図られるなか、令和二年一月一二十日に第三十五代住職として石井師が就任し、今日に至っている。
 そしてこのたびの慶事に当たり、玄関内外のスロープ設置、信徒用トイレの改修、建物全体の修繕、境内地の整備等が行われ、同日の法要を迎えたものである。
 この法要では、三密(密閉・密集・密接)を避けるなどの新型コロナウイルス感染防止対策が講じられるなか、土居崎日裕宗会議長、小川只道大石寺理事、石山寿恩甲信布教区宗務支院長をはじめ布教区内外の僧侶が出席。また、田中隆司甲信地方部長をはじめ地方部役員ならびに同寺の信徒が参列した。
 法要は、石井住職の導師により献膳、読経、唱題と如法に奉修された。
 引き続き式の部に移り、赤池信秋総代から経過報告、土居崎宗会議長・石山支院長・田中地方部長からそれぞれ祝辞が述べられた。
 最後に、石井住職から参列の各位に対して丁重な謝辞と今後の決意が披瀝された。
 小憩ののち、全国布教師で相模原市緑区の正継寺住職・松尾器道師により「常に心に喜びを!」と題して布教講演が行われた。
 このあと境内地において、石井住職と代表者によって「八重紅しだれ桜」の記念植樹がなされたのち、本堂において記念撮影が行われ、法要の一切は滞りなく終了した。