せん しょう じ
専 正 寺
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大日蓮より抜粋 
 
 東日本大震災被害復旧工事完了法要
 九月三十日午後一時より、岩手県一関市の専正寺(武田得道住職・岩手布教区副宗務支院長)において、同寺の東日本大震災被害復旧工事完了奉告法要が盛大に奉修された。
 昨年三月十一日に突如として発生した東日本大地震。その震災により、本堂の壁がはがれ落ち、本堂内は足の踏み場もなく側壁が畳に突き刺さり、ガラスが散乱した。御宝前を見ると、仏具は倒れ、お厨子は御前机に横倒しに落下して損壊し、内陣の仏具が破損した。
 同寺は、平成二十二年九月二十六日に創立四十五周年の記念法要を奉修したばかりで、本堂内外を整備した直後の大震災であった。
 早速、武田住職を中心に檀信徒総出であと片付けが始められた。
 その後、総本山よりの支援を賜り、さらには武田住職の縁故者からの寄付、総代各位からの真心からの御供養を受け、そこから復旧工事の計画が立てられた。ところが、工事業者がすべて三陸沿岸方面の復旧を優先することから、工事は遅々として進まなかった。
 しかし、このようななかでも武田住職を中心に僧俗一致して折伏が推進され、平成二十三年度折伏誓願目標を見事に成就。さらには、今回の慶事に合わすかの如く、本年度の折伏誓願目標を堂々と達成成就することができた。
 その折伏の機運の盛り上がりに併せて工事も進み、震災より一年六カ月を経て、同日の法要を迎えたものである。
 この法要には、小原玄道岩手布教区宗務支院長をはじめ布教区内外の僧侶が出席。また、佐藤博美岩手地方部長、熊谷洋一総代をはじめ地元信徒多数が参列した。
 法要は、武田住職の導師により献膳、読経、唱題と如法に奉修された。
 引き続き式の部に移り、千葉大作総代より経過報告、小原支院長、佐藤地方部長、熊谷総代より祝辞が述べられた。
 最後に、武田住職より参列の各位に対して丁重な謝辞と「平成二十七年までに支部講員五〇%増」に向けての決意が力強く披瀝された。
 小憩ののち、神戸市灘区の妙本寺住職・箱上泰学師により布教講演が行われた。
 このあと本堂において記念撮影が行われ、法要の一切は滞りなく終了した。