かん のん じ
感 恩 寺
  
大日蓮より抜粋 
 
 創立百七十周年記念法要
 令和五年五月二十八日午前十一時から、岩手県盛岡市の感恩寺(松本随道住職・岩手布教区宗務支院長)において、同寺の創立百七十周年記念法要が厳粛かつ盛大に奉修された。
 同寺は、総本山第五十一世日英上人を開基として、嘉永五(一八五二)年十月十二日、盛岡藩の忠臣として功を立てた相馬大作(本名・下斗米秀之進)の遺児である英穏院日淳贈上人が願主となり、盛岡藩主・南部利剛公の外護のもと建立された。
 令和二年一月二十八日に第二十三代住職として松本師が就任して以来、松本住職の指導のもと、このたびの慶事に向かって、直ちに寺院の整備が行われた。
 まず、旧本堂はじめ建物の耐震性を調査した結果、旧本堂は老朽化によって安全対策の必要性があることが判り、昨令和四年五月二十二日に旧本堂を客殿として改修した。
 そしてこのたび、境内地に相馬氏の供養塔が建立されたほか、本堂内の壁の塗装、空調設備の新調、御宝前照明の増設、本堂信徒用木製椅子の増設、本堂玄関のフローリング化、控え室の改修、離れの内部全面改修ならびに外壁の塗装、信徒用トイレの男女区別化、境内の垣根の植え替え等が行われ、同日の法要を迎えたものである。
 この法要には、舟橋日謙能化、水島日叡教学部長、宮野審道教学部副部長、関快道大石寺執事、谷岡信寛岩手布教区副宗務支院長をはじめ布教区内外の僧侶が出席。また、多田眞岩手地方部副地方部長をはじめ同寺ならびに布教区内外の信徒が参列した。
 法要は、松本住職の導師により献膳、読経、唱題と如法に奉修された。
 引き続き式の部に移り、村山善一講頭から御供養目録が奉呈され、これに対して松本住職から受書が授与された。
 次に、鱒沢総代から経過報告、舟橋能化から祝辞が述べられた。
 最後に、松本住職から参列の各位に対して丁重な謝辞と今後の決意が披瀝された。
 引き続き、松本住職の導師により、相馬氏の供養塔の開眼法要が如法に奉修された。
 続いて、群馬県前橋市の覚王寺住職・阿部美道師により布教講演が行われた。
 こののち本堂において記念撮影が行われ、法要の一切は滞りなく終了した。