ほん じゅ じ
本 寿 寺
画像が欠落の場合は「更新」を押して下さい 
大日蓮より抜粋 
  
 御会式並びに大震災被害復旧工事完了奉告法要
 十二月二十三日午前十一時より、岩手県大船渡市の本寿寺(後城良謙住職)において、同寺の宗祖日蓮大聖人御会式ならびに東日本大震災被害復旧工事完了奉告法要が厳粛かつ盛大に奉修された。
 昨年三月十一日に突如として発生した東日本大地震。その地震から起こった津波により、同寺の一階部分すべてが浸水被害に遭い、寺院運営はおろか、とても人が住める状況ではないほどの甚大な被害を受けた。
 そのようななか、三月十五日に同県奥州市の宝器寺住職・山崎信理師が同寺に駆け付け、常住板御本尊ならびに什宝類を引き取って厳護した。
 また、三月二十四日には、山田容済岩手布教区宗務支院長と、同県花巻素の法王寺住職・原田篤道師の案内により、宗務院から斎藤栄順庶務部長等が慰問に訪れ、もったいなくも御法主日如上人猊下よりお見舞いと激励を賜ることができた。
 翌月の四月五日には、青森・岩手両布教区の僧俗総勢八十名を超す有志が、支援物資を届けるとともに、境内の瓦礫撤去の作業を行った。
 そして、四月十日には震災後初めて御報恩御講ならびに大震災殉難者の追悼法要が奉修された。
 そのほか、震災後、同寺歴代住職や全国の法華講員より多大なる支援・協力を受けながら寺院運営、折伏推進拡大が図られた。
 そのようななか、全世界からの尊い義援金により、被災した仏具の修繕が直ちに開始され、八月二十九日からは本堂ならびに庫裡の補修工事が始まった。
 そして十一月十五日に寺院建物の補修工事が完了。十二月二十日には修繕した仏具一式が調い、同日の法要を迎えたものである。
 この法要には、山田支院長をはじめ布教区内外の僧侶が出席。また、千葉義則総代をはじめ信徒多数が参列した。
 法要は、後城住職の導師により献膳、読経、『立正安国論』ならびに申状捧読、自我偈の読経、唱題と如法に奉修された。
 引き続き式の部に移り、千葉総代より経過報告、山田支院長より祝辞が述べられた。
 最後に、後城住職より参列の各位に対して丁重な謝辞と「平成二十七年までに支部講員五十%増」に向けての決意が力強く披瀝された。
 こののち本堂において記念撮影が行われた。
 小憩ののち、同県二戸市の安穏寺住職・土屋雄聡師により布教講演が行われ、法要の一切は滞りなく終了した。