ほう しょう じ
法 祥 寺
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大日蓮より抜粋 
 
 新寺入仏法要
 十二月十日、兵庫県西宮市において、御法主日如上人猊下の大導師のもと、真法山法祥寺新寺入仏法要が、厳粛かつ盛大に奉修された。
 同寺は、甲子園球場から南に約一キロbに位置し、鉄筋コンクリート三階建ての堅牢な建物で、同市内四番目の寺院である。
 この建物は、昭和四十七年二月十一日に法華講関西富士会館として建立されたもので、初め法華講連合会関西地方部の拠点として使用され、平成五年四月の地方部分割からは兵庫地方部が管理するところとなった。
 さらに、平成十六年八月七日からは堅持院事務所として使用されることになり、当時、自称正信会問題のために神戸市兵庫区・法恩寺の預かりとなっていた西宮市・堅持院所属信徒の道場となった。
 平成二十七年七月、堅持院が元住職の死去により三十四年ぶりに宗門に返還されて正常な宗教活動を再開したため、堅持院事務所は閉鎖された。
 そしてこのたび、御法主上人の御指南のもと、同県尼崎市の大妙寺より、主に西宮・芦屋地域の信徒が移籍し、この建物が新寺院として活用されることとなったものである。
 この法要には、斎藤栄順庶務部長、関快道大石寺執事、小林道剛大石寺理事補、高野顕昇兵庫布教区宗務支院長をはじめ布教区内外の僧侶が出席。また、法華講連合会委員長の永井藤蔵法華講大講頭、奥興一郎兵庫地方部長をはじめ布教区内寺院の代表信徒など多数が参列した。
 午後一時半、僧俗一同がお迎えするなか、御法主上人が法祥寺に到着され、直ちに山号額の除幕がなされた。
 控え室に入られた御法主上人は、小憩の間もなく、竹内正茂師に住職の辞令を授与され、続いて僧侶、法華講大講頭・法華講連合会役員・地方部役員、法祥寺信徒代表、大妙寺信徒代表、寺族、親族、施工業者の順に、親しくお目通りを許された。


 法要は二時に開始され、御法主上人の大導師のもと、小林理事補による御本尊御開扉、斎藤庶務部長による献膳の儀、読経と進められた。
 途中、「而説偶言」で磐(けい)が打たれ、御法主上人により「慶讃文」が奉読されたのち、自我偈の読経、唱題と修された。
 続いて、御法主上人より甚深の御指南を賜った。
 引き続き式の部に移り、法祥寺信徒代表の矢尾善弘氏より経過報告、斎藤庶務部長より祝辞、高野支院長より祝辞ならびに新住職の紹介、永井大講頭より祝辞がそれぞれ述べられた。
 最後に、竹内住職より御法主上人および参列の各位に対して丁重な謝辞と今後の決意が披瀝され、式の部は終了した。
 こののち、御法主上人は本堂における記念撮影に臨まれたあと、玄関横において、代表者と共に「金木犀(きんもくせい)」 のお手植えをされた。
 そして四時二十分、僧俗一同がお見送りするなか、御法主上人は法祥寺をあとにされた。