しょう  ぼう  じ
正 法 寺
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大日蓮より抜粋 
 
 創立120周年記念法要並びに三師塔開眼法要
  八月二十五日午後一時より、北海道函館市の正法寺(佐藤一応住職)において、同寺の創立百二十周年記念法要ならびに三師塔開眼法要が厳粛かつ盛大に奉修された。
 同寺は、総本山第五十六世日応上人が開基となり、明治二十六(一八九三)年十一月十九日に、大石寺の函館出張所として、初代住職・岡田道篤師の導師こより開堂法要が執り行われた、北海道で最初に建立された寺院である。
 それ以降、同寺は明治四十年と昭和九年の二度の函館大火によって類焼する憂き目にあったが、その都度、歴代住職と檀信徒は僧俗和合・異体同心の信心で復興し、逆境を乗り越えてきた。
 近年では、昭和五十三年十一月十日に総本山第六十六世日達上人の大導師のもと新築落慶入仏法要が執り行われた。さらに、平成十五年九月十一日には同寺の創立百十周年を記念して、前御法主日顕上人猊下の大導師のもと移転新築落慶法要が執り行われ、現在、市内でも有名な寺院として興隆・発展している。
 そして、このたびの創立百二十周年の慶事を迎えるに当たり、御法主日如上人猊下より記念常住御本尊と導師御本尊を御下付賜ったほか、記念事業として正法寺墓地に三師塔を建立、宝物庫の設置、二階客殿へのエレベーターの設置、さらに境内整備等が法華講員一同の真心からの御供養によってなされ、同日の法要を迎えたものである。
 この法要には、藤原広行北海道第一布教区宗務支院長をはじめ布教区内外の僧侶が出席また、千葉等北海道第一地方部長をはじめ信徒多数が参列した。
 法要に先立ち、本堂において記念撮影が行われたあと、正法寺鼓笛隊による演奏と青年部によるパフォーマンスが披露された。
 法要は、初めに同寺創立に尽力した六十二名の僧俗の名前が認(したた)められている日応上人御書写の御本尊と、御法主上人より御下賜された記念常住御本尊が奉掲されたあと、佐藤住職の導師により献膳、読経、唱題と如法に奉修された。
 引き続き式の部に移り、川上弘一総代より御供養目録の奉呈、毛内等講頭より経過報告、藤原支院長、東京都大田区の宝浄寺住職・舟橋義秀師、千葉地方部長より祝辞が述べられた。
 最後に、佐藤住職より参列の各位に対して丁重な謝辞と今後の決意が披瀝された。
 小憩ののち、出席僧侶と代表信徒は、函館湾が眺望できる函館山の麓に位置する正法寺墓地へ移動し、三師塔開眼法要が奉修された。
 初めに、佐藤住職、藤原支院長、川上総代によって除幕が行われたのち、佐藤住職の導師による読経、唱題のなか参列者一同が焼香を行い、最後に、佐藤住職より丁重な謝辞が述べられた。
 このあと三師塔前において記念撮影が行われ、法要の一切は滞りなく終了した。