みょう ほう じ
妙 法 寺
 
大日蓮より抜粋 
 
 625周年記念並に合葬墓開眼・重宝虫払法要
 令和五年九月二日二・三日の両日にわたり、福島県いわき市の妙法寺(梅津正栄住職)において、同寺の創立六百二十五周年記念ならびに合葬墓開眼・重宝虫払法要が厳粛かつ盛大に奉修された。
 同寺は、応永五(一三九八)年七月に総本山第六世日時上人を開基として創建された古刺である。
 平成二十三年五月二十三日に第三十八代住職として梅津師が就任し、梅津住職の指導のもと、同年三月十一日の東日本大震災で被災した寺院の建物や境内地の復興をはじめ、さらなる寺檀和合・寺運興隆が図られた。
 そしてこのたびの慶事に当たり、法華講員有志の御供養により、合葬墓の建立をはじめ、墓参用品の新調等が行われ、同日の法要を迎えたものである。
 両日の法要では、三密(密閉・密集・密接)を避けるなどの新型コロナウイルス感染防止対策が講じられるなか、二日午後二時からの法要には布教区内の僧侶が、三日午前十時からの法要には土居崎日裕宗会議長をはじめ布教区内外の僧侶が出席した。また、両日にわたり同寺の信徒が参列した。
 法要は両日、梅津住職の導師により、献膳、読経、唱題と如法に奉修されたのち、梅津住職から奉掲された御本尊の説明がなされた。
 引き続き式の部に移り、梅津住職から記念事業の経過報告が述べられたのち、参列の各位に対して丁重な謝辞と今後の決意が披瀝された。
 なお、工事の遅れにより、合葬墓の開眼供養は、同月二十三日に奉修された同寺第十四代住職・信行阿闍梨本立坊日諦贈上人第三百回忌法要の墓参ののち、梅津住職の導師のもと、滞りなく奉修された。