法正寺支部 斉藤政義さん 
 御報恩の一念で支部に貢献
           ガン細胞が消えた いつしか折伏の祈りへ
 皆さんこんにちは。
 本日は茨城地方部総会がこのように盛大に開催されまして、まことにおめでとうございます。
 ただ今より、病を克服しつつある体験について発表させていただきますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 初めに自己紹介をさせていただきますと、私は昭和三十九年の入信で現在五十五歳になります。昭和五十年に、就職で秋田から鹿嶋に移り住んで三十五年が経ち、仕事は一貫して製造設備の電気設計に携わっております。家族は、私と家内、娘と息子の四人で、二十五年前の昭和六十年に全員で法華講に入講させていただき、今では娘も息子も結婚し、昨年一月には娘と息子の各配偶者と孫一人の計三名の折伏・入信が叶っております。

 胃ガン宣告原因は何だ?

 本題に入りますが、私は一昨年から昨年にかけて体調不良を感じるようになりました。具体的には、両足のすねの異常なむくみ、貧血やめまい、アルコールに極度に弱くなる等で、他にもいろいろな症状があり、昨年七月に初めて人間ドックを受診することにしました。私が受診した日は奇しくも七月十六日で、日蓮大聖人様の『立正安国論』提出の日であります。
 検査後、病院から胃カメラ検査で異常があるとの連絡があり、医師より胃ガンの宣告を受けました。しかも、「顔つきの悪い悪性で、今は早期ガンですが進行が始まるとあっと言う間に悪化します」とのことでした。
 私は、この程度の生活でガンになるものなんだと驚き、家内もかなりショックだったようです。その宣告を受けた日は七月二十三日で、立正安国論正義顕揚七百五十年記念七万五千名大結集総会の三日前のことでした。そして大総会翌日の二十七日が精密検査と決まり、その検査に備え、大結集総会ではほとんど飲まず食わずの状態でした。しかし、支部の登山バス責任者としての仕事もあり、胃ガンのことを気にしている余裕は全くありませんでした。
 翌日の精密検査の結果は、他への転移はなかったのですが、やはり悪性の胃ガンであることには変わらず、手術を勧められました。最悪は胃を全摘出、運がよくても三分の一しか残りませんとのことで、一応九月末に手術の予約はしました。しかし説明を受けながら、早期ガンなのに全摘出とはどういうことだろうかと疑問に思い始め、そもそも私の胃ガンの原因はどこにあるのか、考えてみました。
 仕事はデスクワークが主体で、忙しさと年齢を理由に運動をしなくなり、仕事中心の生活でストレスが相当あったように思います。そのせいかほとんど食欲を感じたことがなく、特に夕食はビールなしでは喉を通らず、アルコールを主食にしているような状況でした。しょっぱくて辛くて味の濃い物が好きで、家内にはいつも、「いつか病気になるからね」と注意されていました。このような生活と、年齢からくる免疫力の低下が重なった上、仕事を優先することによる信心の偏りもあったと感じています。
 実は、人間ドックで他にもいくつか悪いところが見つかりましたので、このような仕事中心の偏った生活が全体的な体の不調を生み、たまたま胃ガンという形で現れただけなんだと、家内共々思い至ったわけであります。

 夫婦で二人三脚ガン克服へ

 その後、ガンに関する情報収集に努め、これからどう対処していくか真剣に考えました。そして、私の場合は、手術等のリスクも考慮し、単にガンを取ればいいとか細胞を殺せばいいとかではなく、原因であるところの生活の偏りを是正することが最善の策と考え、あくまでも信心を根本にした上で生活や食事を正していけば、ガンは治せるはずとの結論に至り、手術はお断りしました。そして、普通に仕事をしながら、医薬を用いず、ガンが治ると言われる食事療法に挑戦することとしました。
 それからは、家内は毎日、食材の手配と調理にほとんどの時間を費やし、精力的にがんばってくれて本当に感謝しています。勤行・唱題は必ず夫婦で、一緒に最優先で行うようにし、仕事はあまり無理をせず、まさに二人三脚での取り組みとなり、一応闘病状態ではありながら、充実感と感謝の気持ちで一杯の毎日です。そして、アルコールを絶っても食欲があり、とにかく食事が美味しく心身共に絶好調で、体調不良の症状は全くなくなり、皮膚や爪、関節などあちこちにも予期せぬ改善が見られ、胃ガンは間違いなく治りつつあると感じています。
 実際に、精密検査以降、経過観察のため新たに二回の胃カメラ検査を受診しました。昨年の九月と十二月です。
 結果は二回共、悪性細胞が見つからず、病変自体の縮小も確認できています。にもかかわらず、途中の診察で医師より、「食事療法や信仰でガンは治るわけがありません。このまま放っておいたら、近いうちに斉藤さんは本当に死んでしまいますよ」と言われたりもしましたが、健康を取り戻している現実が何よりの証拠であり、最初の方針を迷うことなく貫いてきました。そして、今後も同じ方針で取り組んで間違いないと確信しておりますが、念には念を入れて、胃カメラによる経過観察は定期的に行っていくように考えています。
 胃ガン宣告を受けた頃、御住職・中村収道御尊師へご報告させていただきましたところ、早速、御秘符を申請してくださり、昨年の八月中旬、頂戴することができました。この頃、御住職様より「御題目が何よりの妙薬ですが、信心を根本にした上ならば、免疫力を上げる食事等はかなり効果的だと思いますよ。ご夫婦で決めたことですから、しばらくその方針でやってみたらいかがですか」と、私たちの選択を後押ししていただき、大きな励ましとなりました。
 それから一カ月後の九月の胃カメラ検査で、既に悪性細胞が見つからなかったわけです。これは、食事療法の効果もあったと思いますが、その元には唱題もさることながら、御秘符の功徳が大きく関与していたのだと確信しています。
 『経王殿御返事』に、
 「わざはひも転じて幸ひとなるべし。あひかまへて御信心を出だし此の御本尊に祈念せしめ給へ。何事か成就せざるべき」(御書 六八五n)
とありますが、早期のうちにガンが見つかったこと、そして手術を断ってかえって充実した生活ができていること、病気なのに感謝の気持ちや喜びが深まり夫婦の絆が一層強まったことなどは、いい事ずくめで、まことに不思議であります。

 折伏の縁をください

 これら一連のことは、すべて御本尊様の御計らいと、転重軽受の姿ではないかと感じると共に、この信心のお陰で淡々と病と共存し、そして克服しつつあることに、大きな功徳を実感しております。
 初めのうちは当然、御本尊様に自分の病気平癒の御祈念を必死にしていました。が、そのうちに、自分の病気が治ったとしても、御法のため、他人のために役に立たないのであれば治ったって片落ちだ、との思いが強くなってきました。その頃から、御祈念の内容は、折伏の縁をお与えください、自他の成仏に邁進できる自分にさせてくださいと変わってきて、いつの間にか、ガンであることをあまり気にしなくなっていました。
 その流れで、私たち夫婦は自然と折伏行動へと移っていきました。御法主日如上人猊下の御指南や御住職様の御指導にお応えしたいとの思いで、決してまだ多くはないのですが、少しずつ行動を始めました。その結果、今年の二月には、同じ地区の講員さんの娘さんお一人と、小学生のお孫さんお二人の計三名の方の勧誡と入信が叶いました。



 また、学会員の方へ、破折文書や布教パンフレットの手渡し等も行っております。
 私たちの支部は御住職様の御指導により、近年ずっと折伏目標を達成し、今年も順調にきております。あとは、新入講者の方をいかに育成していくかが大きな課題であると感じていますので、今後さらに講員さんの家庭訪問に力を入れ、その延長線上で、平成二十七年法華講員五十パーセント増の誓願目標達成に貢献したいと思っているところであります。
 昨年は、格別の功徳の年と御指南戴き、私たち夫婦にとっては確かにたいへんな功徳を頂戴した一年となりました。記念総登山も毎月欠かさず参加させていただき、夫婦揃って十二回を達成することができまして、この上ない大きな喜びであります。
 その上、このたびの病の体験で、さらに大きな正法の功徳と確信を得ることができました。御本尊様へ謹んで深く感謝申し上げると共に、多種多様な価値観が交錯する世の中で最高最勝の正法を受持信行させていただける身の福徳を、改めて痛感するものであります。
 御法主上人猊下は、本年三月七日の「広布唱題会の砌」に、
 「『唱題に励み、その功徳と歓喜をもって折伏に打って出る』、これが誓願達成の秘訣である」(大日法 七八五号)
と仰せであります。
 このたびの御恩に報いるため、御法主上人猊下の御指南に副(そ)い奉り、平成二十七年、三十三年に向けての両御命題達成を目標に、支院長様、御住職様の御指導を受け切り、講頭さんを中心にますます信心修行に注力し、唱題の功徳と歓喜をもって折伏に邁進していくことをお誓い申し上げ、私の体験発表を終わりとさせていただきます。