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いかなる事にも動じない強さ培う 正法の功徳味わう人生 |
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今回は、小乗仏教国であるスリランカで二十年以上にわたり、多くの困難を乗り越え一心に信仰を貫き通しているプシュパ・ダマヤンティさんに話を伺った。 | |
●まずはじめに、簡単な自己紹介をお願いします。 プシュパ 私はスリランカ内陸部の町ベルマドゥラに住んでおります。テーラワーダ仏教(上座部仏教=小乗仏教の異称)を熱心に信仰する家庭に生まれました。 二〇〇二(平成十四)年、従姉妹を通じて日蓮正宗に巡り合い、間もなくして御授戒を受け、御本尊様を御下付戴きました。 その後、私の入信を知った近隣のテーラワーダ仏教寺院の僧侶たちが騒ぎ出し、父が寺に呼び出されて「他宗の布教をするな」と脅迫を受けました。それ以来、父は日蓮正宗の信仰に強く反対するようになりましたが、私は密かに信仰を貰いてまいりました。 ●スリランカでの信心活動や信仰体験を教えてください。 父の反対のなか プシュパ 入信した頃、夫・五歳の息子と一緒に私の実家に住んでおり、すぐ隣に、自分たちの家を建設中でした。私の二人の兄弟は大学を卒業しており、私が父の商売を一生懸命に支えてきました。父はそれでも、日蓮正宗の信仰を理由に私を非難し続けました。 入信の翌年、私たち三人は父に実家を追い出されてしまい、建設途中の家の、唯一完成していた部屋に御本尊様を御安置しました。家族、親戚、村人も皆、私を冷たく扱いましたが、私はなりふりかまわず御本尊様にすがり続けました。 その間も家の建設は続き、二〇〇五年に二階の一室に御本尊様をお遷し申し上げました。障害は多かったですが、何があっても信心を続け、定期的にコロンボで開催される座談会に参加し、夫や息子とともに折伏にも参加しました。 強盗に襲われ命が守られた体験 ある日、家族で唱題をしようと準備していたところに突然、武装した一団が家に押し入り、私の宝石類を奪って「警察に通報するな」と脅してきました。ライフルの銃口を向けられ今にも撃たれそうな状況で、私はとっさに御経を唱え始めました。すると、ほんの数秒後、彼らは「お前を父親の家に連れていく」と言い出し、私は御題目を唱えながら、彼らに同行させられました。彼らは父の家でも金品を奪い、やがて立ち去りました。命の危機にさらされた恐ろしい体験ではありましたが、最終的に家族の命が守られたことに、御本尊様への深い感謝の念で胸がいっぱいになりました。 入信から六年が経った頃には父との関係も改善し、新しい車を買ってくれるまでになりました。さらにこの頃、待望の娘が誕生しました。これらの出来事を通じ、御本尊様にお守りいただいていることを改めて実感いたしました。 二〇一一(平成二十三)年頃から、毎週日曜日に地域で座談会をするようになりました。私たちの地域は山奥ですが、この頃に、五十年以上も未舗装だった道路が、日本の援助により完成しました。おかげで多くの信徒が我が家に集まれるようになりました。 ●登山の体験についても教えてください。 プシュパ 二〇〇二(平成十四)年十月、私は姉とともに、宗旨建立七百五十年を慶祝する登山に参加いたしました。その後も、二〇一五年、二〇一八年に添書による団体登山に参加し、二〇二三年には宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年の慶祝記念総登山にも参加できました。この際、費用を抑えるため国際免許証を取得し、バスを借りて私が運転して参加者を乗せて日本国内を移動いたしました。 ●現在の活動について教えてください。 家族のように協カ ブシュパ 現在、火曜日・日曜日・祝日に、地域の信徒宅で朝九時から正午まで、広宣流布のための唱題をしています。毎月十三日は大聖人様への御報恩の日として、多くの信徒が熱心に会合に参加します。また、月に一度、海外部の芝頂恩御尊師が配信くださるオンライン会合にも参加します。ベルマドゥラの信徒は一つの家族のようにまとまっていて、あらゆる行事や会合が、皆の協力でとどこおりなく実施されています。 八十八歳の父と八十一歳の母が元気で暮らしていることも、御本尊様の御加護だと思っています。息子は音楽の教育を受けていたわけでもないのに、DJプロデューサーとして成功しています。 二〇二三年十月三日、芝御尊師の御導師により息子の結婚式が厳かに執り行われました。芝御噂師がスリランカに出張くださるようになってから、まるで太陽が昇ったかのようで、ベルマドゥラの信徒は大いに活気づきました。 ●最後に、日本の信徒へのメッセージをどうぞ。 プシュパ 多くの困轍のなかにあっても、私はこの真実の仏法を徹底して実践してまいりました。正法を知る以前の生き方をすべて捨て、この尊い御教えを心から受け入れたのです。大聖人様は、 「大地はさゝははづるゝとも、虚空をつなぐ者はありとも、潮のみちひぬ事はありとも、日は西より出づるとも、法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず」(同六三〇n) と仰せです。 どうか、仏様の御言葉を信じ切ってください。どのようなことが起ころうと、心を揺るがせてはなりません。仏祖三宝様を信じ真の仏法を弘めることこそ、何にも代えがたい最高の幸福をもたらすのです。この機会を賜りましたことを、心より感謝申し上げます。 |
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