令和7年5月16日付

仏道修行で人生は彩られる

体験を分かち合おう

 スペインの首都マドリードに一九九三年十二月五日、欧州最初の寺院として妙昌寺は建立された。所属信徒はカナリア諸島や地中海沿岸を含むスペイン全土に、広く点在している。
 今回ご紹介するシルビーナ・ガリド・ガルデさんは、お寺から離れたガリシア州に住みながらも認証幹事のほか様々な役を積極的に務めて仏道修行に励んでいる。
  
●まずは自己紹介をお願いします。

シルビーナ
 私はガリシア州、ボンテベドラ県の緑豊かな小さな村で、法華講員である主人と信心活動をしています。私たちは一九九三(平成五)年、妙昌寺が建立される前に信心活動を通じて知り合い、結婚しました。

●日蓮正宗との出合いについて教えてください。

シルビーナ 
 アルゼンチンにいた一九八七(昭和六十二)年、当時は日蓮正宗の信徒団体であった創価学会員の友人から折伏を受け、入信しました。人生に落胆し、絶望的な状況だったときで、カトリック教会にも通いましたが解決策を見つけられず、宗教自体に嫌気がさしていました。でも、日蓮大聖人の仏法について聞き「この道しかない」と、心から仏道修行に身を捧げる決意をしました。

●仏道修行を通じて得た貴重な経験をお聞かせください。

シルビーナ
 入信してから、仏道修行は人生において最も重要なものとなり、一度もやめようと思ったことはありません。一九八九年二月七日にマドリードで御l授戒を受け、御本尊様を御下付戴き、翌年九月に初めて総本山大石寺に参詣しました。
 一九九一年三月五日、創価学会幹部一行がマドリードの活動拠点を訪れた際の、御僧侶を卑しめるような発言を直接耳にし、その傲慢さを知り創価学会を離れる決断をしました。
 当時は何をすべきか判らずにいましたが、総本山と御法主上人猊下への信を貫こうとする、小さいけれども心強いグループの存在が大きな支えとなり、創価学会と完全に縁を切ることができました。その後、私たちは、妙昌寺落慶入仏法要準備のために全力を尽くしました。

罪障消滅の功徳を登山で体験

●あなたの登山の体験について教えてください。

シルビーナ
 主人の支えもあり、初めての登山から本年四月までに三十七回の登山をさせていただきました。初めの頃は登山のたびに体調を崩して苦しみましたが、その業を変える最も大切な方法が登山と信じ、できる限り毎年の参詣を誓いました。登山は、私の信心と仏道修行をより深く堅固にするために必要不可欠です。人生最後の時まであきらめることなく続けます。私の住むガリシアから参詣するのは、経済的にも肉体的にもけっして楽ではありません。年々、登山の旅が厳しく感じますが、日蓮大聖人様の御在世当時の阿仏房や他国の法華講員を思えば私は恵まれており、感謝の念でいっぱいです。

●法華講での活動の状況を教えてください。

シルビーナ
 現在、法華講認証幹事、書記、登山部長とガリシア地方責任者をさせていただいています。また、英語からスペイン語・スペイン語から英語への翻訳、『妙昌寺マガジン』や小冊子の出版、妙昌寺ウェブサイトのお手伝いもさせていただいています。どれもやりがいがあります。
 毎月の御報恩御講と広布唱題会には、十二カ月分すべての飛行櫛を予約し、毎月、飛行機に乗って参詣しています。勉強会や毎週水間日の折伏座談会にはオンラインで参加します。副講頭のラウールさんをはじめ信頼し合える法華講の仲間との活動は、有意義で充実しています。

●登山部長、また法華講認証幹事のメンバーとしての活動はどのように展開していますか?

シルビーナ
 年に二、三回の団体登山を企画します。御住職の在間良妙御尊師は、信徒ができるだけ参加しやすい日程・登山費用や、参加者の体力面にも配慮しながら決定してくださいます。
 認証幹事としては、講頭さんや幹事の先輩方に支えられて様々な活動を担当しています。今年、定年退職を迎えますが、心身が耐えられる限り、自分の時間を百パーセント信心活動に捧げていきます。


●最後に、今後の目標について教えてください。

シルビーナ
 将来、マドリードに戻ってお寺の近くに住み、かつてマドリードに住んでいたときのように主人と一緒に毎日お寺に通える日が来ることを願っています。活発な折伏によって、現在、多くの若いスペイン人が入信しています。これから彼らは、信心活動での経験を通して多くを学ぶ必要があります。私たちが次世代の法華請員とともに歩み、御住職の御指導のもとに信心の上で大事なことを伝えていかなくてはなりません。特定の役割に特定のスキルが必要な場合もありますが、誰もが決意し挑戦することはできるはずです。大切なのは、常にできることを精いっぱい行い御本尊様に報恩謝聴申し上げることだと思います。

●最後に、読者にメッセージをお願いします。

シルビーナ
 私の体験を分かち合う機会をいただき、心から感謝しています。日本や、他の国々、遠く離れていても私たちは常に一緒に広布に向かって御題目を唱えており、心は一つと信じています。これからもともに信心修行を続け、信仰を深めていきましょう。