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折伏の目標を定め、達成するまで実行 折伏は誰にでもできる |
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カナダ妙正寺は、カナダ初の日蓮正宗寺院であり、今年で創立十二周年を迎えた。バンクーバー近郊に位置し、カナダ唯一の法城でもある。 今回は、折伏に励んでいる妙正寺の信徒ペニー・チョウさんに、最近の折伏の体験を伺った。 |
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●簡単に自己紹介をお願いします。 ペニー 私の名前はペニー・チョウです。二〇〇一(平成十三)年に御授戒を受け、それ以来二十三年間、信心を続けてまいりました。御本尊様の御加護のお陰で多くの困難を乗り越え、より広い見識を持てるようになりました。 ●最近の体験はありますか? ぺ二− 新型コロナウイルスは多くの人々の生活に大きな影響を与えました。このハンデミックにより私の人生も一変し、経済状況が非常に悪化しました。しかし、私は御本尊を固く信じており、妙正寺の活動が対面とオンラインの両方で行われていたため、信心活動を継続できました。 コロナが収束した後、安定した仕事を見つけて、短期間ですべての借金を清算できました。また、昨二〇二三年は、宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年の慶祝記念総登山に二度参加することができ、とても幸せでした。 今年は車のローンも完済し、再び借金のない生活を送れるようになりました。これは、朝夕の勤行と一時間の唱題を毎日続けている功徳であると確信しています。現在の仕事は気に入っていますが、夜間に働かなければならない点が唯一の難点です。 ●夜間に仕事をするとなると、寺院参詣も容易ではありませんね。 ぺ二− はい、確かに難しいです。しかし、今年の一月に父が亡くなり、私に転機が訪れました。 父は生前、御題目を唱えていましたが、御授戒を受けることはありませんでした。それでも、幸いなことに妙正寺の御住職様(長沢成経御尊師)に日蓮正宗で葬儀を執り行っていただけました。私は初七日忌から百箇日忌までの塔婆建立を願い出て、追善供養のために毎週、お寺に参詣しました。夜勤を終えると、そのままお寺の朝の勤行に向かいました。夜勤は十時間にもおよぶ長時間勤務で、非常に疲れていましたが、父のために続けました。 絶え間ない信心の功徳は絶大 すると、その結果として、自分の人生がよりエネルギーに満ち、輝いていることに気づきました。体は疲れているにもかかわらず、毎日充実感と幸せを感じており、とても心地よい状態です。 ●最近の折伏活動について教えてください。 ぺ二− 今年、妙正寺の団体登山に申し込んだ際、登山までに折伏の目標を一つでも達成しなければならないと強く感じました。毎月の御報恩御講には参詣していますが、夜勤のため、お寺の他の活動に参加することは簡単ではありません。しかし、御住職様から、父の四十九日忌の塔婆供養が終わった後も毎週一回の早朝勤行への参詣を続けてみてはどうかと御指導をいただき、寺院参詣を続けました。 また、毎日の勤行と唱題も、折伏成就のために欠かさず続けました。 そして、私は職場の上司であるショーン・ライスケ氏を折伏しました。最初は、私の自宅の御本尊様の前で共に題目三唱をすることから始め、次に一緒に五分間の唱題をしました。 彼は自分の人生が惨めだと感じており、どうにか変えたいと話してくれました。私は、水の流れのように絶え間なく信心を続けることで必ず宿業を変えられると伝えました。そしてついに、今年の私の誕生日の前日に彼は御授戒を受けることができ、これ以上ない誕生日となりました。その後も、一緒に勤行をし、寺院参詣を続けています。 ●御授戒を受けたショーンさんにも功徳があったと聞きました。 ぺ二− はい。ショーンが方便品と自我偈の読経をしっかりできるようになった直後、すばらしいことが起こりました。 彼は右足にこぶがあり、医師からは手術が必要だと言われていました。しかし、手術すると歩けなくなる可能性があるため、彼は手術を避け、何年も毎日鎮痛剤を服用していたのです。 そんな状況でしたが、信心修行を続けるなかで、そのこぶが日に日に小さくなり、ついには鎮痛剤を飲む必要がなくなり、歩く時に疲れや痛みを感じなくなったと言いました。信じられないことです。日蓮正宗の新入信者として純粋な信仰心を持ち、熱心にお経を習得し、御題目を唱え続けた結果、彼は驚くべき功徳を得られたのです。彼が功徳を得られたことを、私も本当に嬉しく思います。 慈悲があれば折伏は叶う ●最後に、他のご信徒に伝えたいことは何かありますか? ペニー 僧越ながら、この機会をお借りして皆様の折伏行を激励したいと思います。 折伏は実はそれほど難しいものではありません。御法主日如上人猊下の御指南にもありますように、慈悲の心があれば必ず成就します。日々の勤行と唱題を欠かさず行い、寺院参詣を習慣にしていただければと思います。折伏を実践するための目標をしっかりと定めれば、自然と折伏も成就していくことでしょう。ともに広宣流布のために、これからも一層の精進を続けてまいりましょう! |
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