令和6年10月16日付

折伏実践に次ぐ実践、努力に次ぐ努力

任されている使命を自覚

 今回お話を伺ったのは、首都ソウルから西北西に二十五キロメートル離れた人口四十万人の金浦市を管轄する金浦区域の区域長、邊柄植(ピョン・ピョンシク)さん。持ち前の親和力と行動力で人間関係を築き多くの折伏を成就するだけでなく、毎年、区域の折伏目標を達成するなど、地域広布の使命感を持って破邪顕正の折伏行に励んでいる。
  
●自己紹介を兼ねて、信心を始めた経緯、動機をお聞かせください。


 私は一九六五(昭和四十)年、六人兄弟の末っ子として生まれました。四歳の時に父は他界しました。その臨終で、父が御題目を唱え見事な成仏の相を見せた姿を、私たち六人兄弟は目の当たりにしました。日蓮正宗には不思議な力があると強く感じ、家族全員で日蓮正宗の信仰を始めることになりました。

●本格的に信仰するようになったきっかけを教えてください。


 一九九一(平成三)年に結婚した私は、二年後の五月に家内・長女と初めて総本山大石寺に登山し、御開扉を受けました。大御本尊様を拝し、あまりにも感動し、毎年必ず登山すること、罪障消滅、そして大韓民国の広宣流布のために精進することを誓いました。

 真剣な信行で通貨危機等を乗り越え

 大韓民国はその後、通貨危機に見舞われて絶望的な経済状況になり、私も大きく影響を受けました。この困難を乗り越えるために信仰に真剣に取り組もうと妻と決意して、先輩の勧めにより御本尊様を御下付戴いたのが、信仰を深めることになったきっかけです。
 勤行・唱題に毎日励み、折伏にも力を入れました。そんななか、当時通貨危機克服のため行われていた「金集め運動」に参加したことを機に宝石店事業を始め、次第に経済状況も回復しました。御本尊様の御加護のおかげで、二〇〇五(平成十七)年から現在まで、金浦市豊舞洞で景金属、時計、雑貨の卸小売業を順調に営んでおります。

●区域長として重要だと思うことは何ですか。


 大事なのは、日蓮大聖人様の、
「其の国の仏法は貴辺にまかせたてまつり候ぞ。仏種は縁に従って起こる」(御書一二四二㌻)
という御指南を拝し、担当区域の広布を任せられていると自覚し、必ずやり遂げようという強い一念を持つことだと考えています。この御指南に随い、区域の下種・折伏の縁を作るため、二〇〇七年に金浦市豊舞洞商人連合会を設立し、二〇一一年には金浦市嶺南郷友会豊舞支会を立ち上げ、人脈を広げてきました。
 もう一つ大事にしているのは、御法主日如上人猊下の、
「自折折他とも言いますが、自分を折伏して、かつ他人をも折伏するのです。これこそが信心の原点であることを、是非、忘れないでいただきたいと思います」(大白法八九〇号)
という御指南を常に心に留め、自らを正し、率先垂範して破邪顕正の実践、折伏に努めることです。

●具体的にどのように下種・折伏していますか。

常に地域広布を意識して行動


 区域長の強い一念と率先垂範があってこそ、みんなが折伏行に取り組むようになると考えていますので、毎年一月から、担当区域の折伏目標人数の三十から五十パーセントの人数にあたる知人と、店の閉店後に会う約束をし、人間関係を深めながら折伏の縁を広げています。食事や運動をともにし、相手の信仰や家庭環境、趣味などを把握しながら、信頼関係を築きます。それから日蓮正宗の仏法について話し、「現世安穏・後生善処のために一緒に日蓮正宗の信仰をしていきませんか」と勧めて折伏し、御授戒を受けていただきます。
 このようにして、過去十年間で約九十人を折伏しました。また、担当区域の折伏目標も毎年百パーセント達成させていただいています。
 特に、二〇二二(令和四)年からの新型コロナウイルス感染症の厳しい時期においても担当区域の折伏目標を達成できたことは、非常に有り難いことでした。この時期、経済不況により多くの企業が倒産するなか、御本尊様の功徳により私の事業はむしろ繁盛し、二〇二〇年八月に新築マンションを購入し、二〇二二年四月には三十坪の店舗も分譲で取得しました。現在、この店舗で宝石店を経営しています。
 また今年は、個人的にも九人の折伏が成就し、担当区域ではソウル布教所の二十七区域で最も早い六月二十二日に目標の二十九人を達成できました。これは担当区域の婦人部長をはじめとする講中の方々が、異体同心して信行に励んでくださったお陰だと感じています。

●最後に、今後の決意をお聞かせください。


 私は一九九三年の初登山以来の三十一年間、新型コロナウイルス感染症拡大によるロックダウンの三年間を除いて毎年一回から多い時は五回以上、総本山大石寺に登山し、本門戒壇の大御本尊様と御法主上人猊下にお目通りさせていただいてきました。

揺るぎない幸福の実感

 入信以来、御本尊様の功徳によって様々な難局を乗り越えてきて、現在では商売も安定し、長女と次女の家族も信心しており、夫婦仲良く幸せな生活を送っています。御本尊様の功徳を身をもって実感しているのです。
 これからも仏祖三宝尊への御報恩謝徳を胸に、御法主日如上人猊下の御指南を根本として、漆畑日実海外部長様の御指導や、大韓民国ソウル布教所責任者である盧法泰御尊師の御指導のもと、僧俗和合・異体同心して担当区域の発展、さらには大韓民国広布の進展に向けて、自行化他の仏道修行に一層、精進してまいります。