令和4年9月16日付

ご登山できる日を心待ちに!

新入信者と折伏・育成

 アルプス山脈、スイス高原、数々の湖など豊かな自然と共に、中世の歴史的建造物が多く残るスイス連邦。信徒は首都ベルン、チューリッヒといった都市を中心に活動している。
 今回は、チューリッヒで活動しているマンフレッド・コルシュさんに話を伺った。
  
●入信の経緯をお聞かせください。
マンフレッド
 はい。私は今、妻のイングリッドとチューリッヒを本拠地に信心活動をしています。そして時々、妻の仕事の関係で、オーストリアのウィーンに滞在します。
 十五年ほど前にイングリッドに折伏され、その後、数年ほど彼女と共にウィーンでの会合に参加し、勤行・唱題していました。勤行・唱題を続けることで感じるところがあり、二〇一四年六月に御授戒を受けました。
 それからは、フランス・信行寺での毎月の御報恩御講にイングリッドと欠かさず参詣し、また二〇二〇年の新型コロナウイルスの感染症拡大前までは、毎年必ずご登山させていただいていました。
 入信してからの八年間、御本尊様を中心とする生活を心がけて現在に至っています。

●昨年は三名の方の折伏を成就されたと伺いました。折伏に当たって心がけていることをお話しください。
マンフレッド
 とにかく、私自身の「御本尊様と共にある人生の喜びを分かち合いたい」という思いから、できる限り折伏に励みました。そして御法主日如上人猊下の御指南を体して「育成」ということを心がげ、新入信者との少人数の会合を持ち続けています。
 現在、チューリッヒでは十一名の新入信者が一緒に活動しています。ドイツにいた私の母親も御授戒を受けることができたのは、大きな喜びでした。
 妻と二人三脚で折伏を成就できたと思っていますし、これからもお互いに助け合いながら折伏していきたいと思っています。

●コロナ禍での活動は、どうされていますか?
マンフレッド
 スイスでも感染が広がり、生活全般にわたり状況が一変しました。
 個々の健康を第一に考え、また政府の方針に従い、会合を開けませんでしたので、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)等を利用してお互いに励まし合いながら信仰を続けてきました。このような状況でも入信者がいたことは、御本尊様の御加護と思っています。
 また、海外部長・漆畑日実御尊能化のご高配によりオンライン総会を行っていただき、激励を頂戴しましたことは、たいへん有り難いことでした。
 信行寺御住職・中野道賢御尊師には常の御指導の他にも種々のサポートをいただき、感謝しています。

●今後の抱負などありましたら、お願いします。
マンフレッド
 行動制限が緩和され、会合もできるようになりました。人数制限がありますが、信行寺にも参詣できるようになりました。
 残念ながら未だ総本山へのご登山が叶いません。しかし、一日も早く新入信者と共にご登山できる日を願いながら、月々・日々に、なお一層折伏・育成に励んでまいります。