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ガンを克服 我が声で正法の功徳語る 隣に座った人は常に折伏 |
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妙宣寺は、アメリカ合衆国の首都ワシントンDCから車で三十分ほど北上した、メリーランド州シルバースプリング市にある。今回紹介するジョアンナ・キャノンさんはお寺の近くに家を購入して、ほとんど毎日、妙宣寺での夕の勤行に参詣している熱心な信徒である。ここ最近では、二〇一三(平成二十五)年からこれまでに二十名の折伏を成就している。折伏している人数は数え切れないと言う。 | |
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●自己紹介をお願いします。 ジョアンナ 私の名前はジョアンナ・キャノンです。ブラジル出身です。私はカトリックの家庭に生まれ、周りもみんなカトリックでした。子供の頃に通った教会では運命論しか教えてくれませんでしたが、アメリカに来てから「仏教では宿業を変えることができる」と聞いたので、御題目を唱え始めました。一九八六(昭和六十一)年にここ妙宣寺で入信し、御本尊様を御下付戴きました。 ●信心をしていて、何が一番大きな思い出ですか。 ジョアンナ 一九九二(平成四)年に喉にガンが見つかりましたが、ちょうど妊娠したばかりだったので、治療ができませんでした。ガンの治療を始められたのは出産後、ガンの発見から一年近く経ってからでした。最初は手術をしたくなかったので放射線治療などを試したのですが、ガンが既に喉全体に広がっていて、それでは治りませんでした。 当時の妙宣寺御住職様に御指導をいただいたところ、「仏教では奇跡を教えるのではなくて、きちんとした因縁を教えているのです。しっかりと唱題して御祈念すれば、よい医者に巡り合うことができます。それも御本尊様の功徳です」と御指導くださいました。最初の担当医は、喉のガン手術の経験が豊富だと聞いていましたが、手術直前にその担当医が喉のガン手術の名医を紹介してくれました。これは、本当に御住職様の御指導の通りだと思いました。 私は唱題と御祈念をしっかりして、手術に臨みました。手術中は家族や法華講の同志が私のために唱題して御祈念してくれていました。八時間以上にも及ぶ手術で、声帯の一部も切除しました。担当した医師は「この女性はもう二度と喋ることはできないだろう」と思ったそうです。ところが術後、目が覚めてみると、私が喋れたので、担当医が「信じられない!」と言って、とても驚いていました。 これは御本尊様の功徳に間違いないと確信しました。その時のことを思い出すと、今でも感謝の気持ちでいっぱいになります。それ以来、「せっかく喋ることができるのだから、この功徳を一人でも多くの人に伝えたい」という思いでいます。ガンは寛解し、今に至るまで再発していません。 御住職を迎えて行われたジョアンナ宅での座談会「御本尊様の功徳で病気が治ったのだから、これからはこの体を広宣流布のために使わせていただこう」と覚悟しています。 ![]() ●今年だけで十二名の方の折伏を成就されていますが、折伏成就の秘訣は何ですか。 ジョアンナ 折伏は、いつもしているんです。例えば、飛行機の中で隣に座った人と、まず仲よくなって「何の用事で日本に行って来たの?」と聞かれたら、「私は日蓮正宗の信心をしていて、総本山の大石寺に行ってきたんですよ」と答えて、登山の写真を見せたり、御本尊様の功徳を話したり、御法主上人猊下をはじめとする宗門の御僧侶方がすばらしいという話をして、興味を持ってもらいます。そして、お互いに連絡先を交換して、後から妙宣寺に連れていけるように、連絡を取り続けます。バスや電車の中で隣に座って仲よくなり、折伏を続けて、その後に御授戒を受けた人、御本尊様を御下付戴いて今も活動に参加している人たちが、たくさんいます。最初からお寺で待ち合わせするのが難しい方は、自宅に招待して、我が家の御本尊様の前で、一緒に唱題したりもします。 先日、ラスベガスで恐ろしい銃乱射事件がありましたが、実は私は事件の数日前に、仕事の関係であの事件のあったホテルにいました。事件は他人事ではないと思うのと同時に、御本尊様の御加護で事件に巻き込まれなかったのだと思いました。 あの事件が起こったのは、私がラスベガスから戻ってきた後ですが、ラスベガスから自宅に帰る飛行機の中でも、ある女性を折伏しました。事件発生後、その女性に電話して「ああいう恐ろしい事件が起きるのは、間違った宗教や思想に狂わされた人がいるからなのよ。日蓮正宗の御本尊様を信仰すれば、正しい功徳で守られるから信心しましょうよ」と話をしました。その女性はご主人を連れて、我が家に話を聞きに来てくれました。近いうちに、妙宣寺にもお連れしたいと思っています。 |
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