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アメリカ中西部イリノイ州にあるシカゴは、ニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐアメリカ第三の都市である。町の東側にはアメリカ五大湖の一つであるミシガン湖が広がっている。 妙行寺はシカゴ郊外に位置し、緑豊かな自然に囲まれ、来年創立三十周年を迎える。 管轄地域は、南はメキシコ湾に面したルイジアナ州ニューオーリンズから北はカナダと国境を接するミネソタ州までの、アメリカ大陸のほぼ中央を南北に縦断している。その総面積は日本の国土の約七倍、南北の距離は約二千六百キロメートルにもなる。 信徒はシカゴを中心に各地に点在し、寺院参詣には車で何十時間もかかる信徒も少なくない。 今回はそのような中で、副講頭でもあり、折伏・育成に意欲的に取り組んでいるコーティ・リンドさんを紹介する。 |
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●この信心を始めるきっかけを教えてください。 コーティ ロックバンドのリードボーカルと新米ママだった二十歳の時に、友人から信心を勧められました。 その頃、私の宿業は想像もつかないぐらい大きいらしくて、たいへん苦労していました。でも、こんなはずではない、人生を変えることができるなら今すぐにでも変えたいという気持ちで一杯でした。 そのような時、新しいバンドのメンバーに強く惹かれました。彼は信心していて、御本尊様が彼の人生を明るくしていたことが判ったのです。 彼に導かれて御本尊様と出会って、初めて明白な功徳を受けたその日に、これが生涯にわたるならばすごいことだ、まずは一カ月間やってみようと思いました。 御本尊様に向かって御題目を唱えると、すぐに安心を覚えました。今までのことは悪い夢でまるで苦労したことがないような、そんな気持ちになれました。そこで翌日から信仰に励むようになり、今日まで二十九年間、私は御本尊様の御力に驚き、たくさんの福徳を頂戴しながら歩んできました。 ●地域での活動を教えてください。 コーティ 私はイリノイ州オークパークで生活しています。この地域で五人の同志と共に活動しています。 つい最近まで、自宅で会合を開いていました。自宅ではお経の練習や唱題会を開きます。今は他に二カ所で会合を開けるようになり、それを支えることが励みになっています。 お寺までは車で四十分です。日曜日の行事には欠かさず参詣し、水曜の夜もお詣りするようにしています。 |
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●折伏での体験を教えてください。 コーティ 今は、行く先々で仏法のことを話すように努めています。そして、ふだんの会話の中で仏法の話をするほうが、人々の関心を引きつけやすいと気づき、実行しています。また、それが功を奏しているのです。 賞賛されることは、有り難いです。なぜなら、そのことがきっかけで、「今の私があるのは信心のお陰です」と言えるからです。この信心なしでは、昔のまま人生に行き詰まっており、目立つこともなかったでしょう。あらゆるところで下種し、本当に幸せを探している人々に縁をすることを唱題しながら祈っています。 信心が私をとても生き生きとさせ、どうもそれが私の最もすばらしい魅力となっているようです。(笑)このことは、私が働く会社へ来る方と接する上で、とても重要です。この仏法を信仰してきて、さらに大きな転換期を迎えてからかれこれ六年の月日が流れました。 私の家族と会社の同僚は、私がどのようにして生活がうまくいっているか、そしてまた、過去の私の人生がどんなふうだったのが今はどうなったかを認めて、褒めてくれているにもかかわらず、彼らは様々な理由でキリスト教との黙がりを断つことができません。 仕事や日常生活で会ったりする人たちも、私の信心についていろいろな表現で褒め称えてくれますが、入信には至りません。おそらく、彼らの多くは、神からの罰という根深い恐怖心を抱いているからだと思います。 最近、滞米四年目になるブラジルからの留学生を我が家へ迎え入れました。彼女を初めて六月の妙行寺法華講総会に招いたところ、その翌日からこの御題目を唱え始めました。私がそうだったように、同じ家に住んで信仰の姿を見たことによって、彼女がよいスタートを切れたのだと思います。 彼女は今、電話やインターネットで家族や友人に折伏を行っていて、毎日のように功徳を戴いています。その間、ずっと受けできた功徳について、「不思議」であると言っており、 「こんなにうまくいくなんて、信じられない」とも言っていました。五カ月後には母国に戻ることになりますが、その時までに、より確信を深めて帰ることを期待しています。 私は、御本尊様に祈ることで多くの人々が、そのすばらしさと力強さを経験できることをとても切望しています。 ●二〇一五年に向けての抱負を教えてください。 コーティ 私は、自らの信心を見つめ直し、御本尊様から戴いた使命を自覚して、より多くの人を育成したいと思います。今年の初めに、三人から五人の折伏成就を誓いました。今年はまだ終わっていませんが、二〇一五年までに誓願を達成するためには、今までの倍以上の折伏に励み、結果を出さなければなりません。 折伏する相手、それぞれの方に応じた適切な対応、振る舞いができるよう、御本尊様に祈っています。異体同心の信心で、二〇一五年の目標を達成できることを信じています。 |
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