平成21年9月16日付

インドネシアでは、滅多にない!背景が異なる人々が同志に
周囲の反対の中イスラム教から改宗

 台湾には、アジア初の法城である本興院をはじめ、現在九つの法城があり、「全台湾一法華講体制」による一体感を大切にして活動している。既に地涌倍増の御命題は達成し、残るところの御命題、大結集達成に向けて精進している。
 台湾では十一の本部(本興院に四本部、その他の寺院・布教所には各一本部)を置き、その下に支部、地区、組を組織している。各本部には折伏部が設置され、折伏推進の責任者が各役員と連携し、折伏目標達成のため弛まぬ努力を続けている。
 今回は、台湾中南部にある彰雲布教所より、平成十九年の開所以来、当該地域の折伏推進の責任者として活躍している、簡麗玉さんにお話を聞いた。
●まず、自己紹介をお願いします。

 私は主人と子供の、一家三人で日蓮大聖人様の檀越として、信行学に励んでいます。
 私が生まれ育った南投県は、台湾中部の山間部にあります。景色がとても綺麗で、有名な観光地が多数あります。例えば、日月潭・合歓山・杉林渓・渓頭などです。もし台湾に来られたら、ぜひお立ち寄りください。
 また私は、彰雲布教所の折伏部副部長を担当させていただいていて、折伏目標達成のために精進しています。
●入信の動機を教えてください。

 私は、一九八四(昭和五十九)年に姉の折伏で入信しました。
 当時、私は就職活動中で、タイピストとして、ある会社の試験に応募をしました。筆記と実技のテストには自信がありましたが、面接がうまくいくか心配でした。
 姉にその話をしたところ、毎日、北東の方角(総本山大石寺の方角・編集部註)に向かって合掌し、唱題して御本尊様に祈れば、不思議な功徳が生じると教えられました。他に方法がないため、とにかくやってみようと思い、姉の言葉を信じて毎日唱題したところ、本当に御本尊様の功徳を戴き、就職試験に合格できました。その時、御本尊様の偉大な仏力・法力を感じ、入信を決めました。
●彰雲布教所における折伏部副部長として、どのように取り組んでいますか。

 この役目のお話をいただいたときには、責任を果たすことができるかどうか、たいへん心配でした。しかし、大聖人様より賜った広宣流布の御遺命を継ぐべき信徒の一人として、「経験も何もないが、学びながらでもやろう」と覚悟を決めてお受けしました。
 その後、真剣に取り組んで、一日も早く折伏部を軌道に乗せようと思いました。
 実際に行うことなどを、経験豊かな本興院の折伏部長さんから教えていただき、彰雲布教所責任者の佐藤信亮御尊師の御指導のもと、布教所所属の各地域より折伏委員を募り、毎月「折伏推進会議」を開いて、折伏目標達成に向けての様々な話し合いを行っています。
 折伏の時に起こった問題や体験談をはじめ、折伏によって戴いた功徳等を皆で語り合い、今後の折伏に活かせるようにしています。
 また、積極的に折伏祈念唱題会、座談会等の活動に参加し、折伏を推し進める者としての使命感を持って、たくさんのご信徒と異体同心できるように努めています。
 その他にも、折伏統計、折伏進行率等も活用し、状況を細かく把握・検討しています。
 私は、折伏部の責任者としての使命をいただけたことに、深く感謝しています。
 昨年の「躍進の年」、私たちは、佐藤御尊師の御指導のもと、折伏推進委員をはじめ所属信徒の真剣な折伏への取り組みによって、僧俗和合・異体同心することができ、台湾全土で一番初めに折伏目標を達成することができました。

●簡さんは、家庭を大事にし、仕事でも活躍し、信心活動も一生懸命していますが、どのように考えて努めているのですか。

 家庭と仕事を両立させ、さらに信心活動に参加することはたいへんなことですが、正しい信仰に家族が一致団結できれば、車の両輪が揃ったように、力強く進むことができます。
 有り難いことに私は、御本尊様より非常に安定した職場を与えていただいています。家族に支えられ、働きながらでも信心活動の時間を十分に確保できています。
 私が大切に思うのは、毎日御本尊様に感謝の気持ちをもって勤行することです。そうすると御本尊様に守られ、一家揃って信心活動に参加できるようになります。
 そして、それによって生活のリズムが整い、仏法と世法のバランスが取れて、さらによくなるのです。

●最後に、これからの抱負をお願いします。
簡 本年は、『立正安国論』正義顕揚七百五十年の大佳節であり、大きな魔が信心を妨げるはずです。魔を打ち破るためにも、御法主日如上人猊下の御指南をよく拝して、毎日二時間以上の喝題を実践し、五十万総登山、海外信徒二万名大結集総会が無事成功できるよう、ご祈念しています。
 他人の信仰習慣や観念を変えることは非常に難しいことです。そういう意味で折伏は非常に困難なことですが、自分を見つめ、他人の幸せを願う慈悲心を出発点として、無疑曰信の信心で折伏を実践していきます。そして、広宣流布のために少しでもお役に立ちたいと願っています。
 私は今年から、自分の親族、例えば主人の両親や実家の父親、兄弟等を折伏対象と定め、一家で結束して折伏を成就させたいと考えています。
 日本の法華講の皆様、同じ日蓮大聖人様の弟子檀那として自行化他の仏道修行を実践してこの娑婆世界が常寂光土となるよう、お互いにがんばりましょう。