平成17年12月16日付

 十二月六日、ニューヨーク妙説寺において同寺の前身である「NSTニューヨーク出張所」開所二十五周年を記念する妙説寺創立二十五周年記念法要が奉修された。
 これには日本から海外部長・漆畑行雄御尊師、海外部主任・石橋頂道御尊師、全米からはNSTプレジデントのロサンゼルス妙法寺住職・高野泰信御尊師をはじめNSTの御住職方、他にブラジル・サンパウロ正法寺住職・井尻執道御尊師をはじめ中南米の御住職方も駆けつけ、計十一名の御僧侶が御出席。
 信徒も地元ニューヨーク州を中心に周辺各州及びカナダ等から二百余名が参集し、一九九○年一月に小規模な出張所から始まった四半世紀に及ぶ同寺の歴史に思いを馳せつつ、新たな広布への前進を誓い合った。
 法要は牛後七時(日本時間・七日午前九時)より、御住職・長坂慈精御尊師の導師で、献膳の儀・読経・唱題と如法に進められた。
 式の部の冒頭、来賓御僧侶の紹介か行われ、大きな拍手が巻き起こった。
 最初に登場したデニス・ハガティ一講頭の経過報告に続いて、この佳節に合わせて新たに法華講幹事に加わった九名に対し、漆畑海外部長から激励文が一人ひとりに手渡されると、堂内からは暖かい拍手が送られ
た。
 引き続き祝辞に立たれた漆畑海外部長は、「二十五年の節目に改めて、御法主日顕上人猊下が御登座の際にお示しになった『祖道の恢復』『広布への前進』『異体同心の確立』の三つの目標を想起して一層広布に邁進するように」と指導された。
 次いで石橋海外部主任、高野NSTプレジデントと祝辞が続き、最後に長坂御住職より丁重な謝辞が述べられ、法要はとどこおりなく終了。最後に本堂で記念撮影が行われた。
 現在妙説寺は、アメリカ東北部十州に加えカナダ東部及び中米カリブ海に浮かぶトリニダ−ド・トバコを含む広大な地域を管轄し、約千六百世帯を擁している、妙説寺の他にマンハッタンのタイムズスクエアに程近いビルに出張所も開設されており、近年の躍進は目覚ましい。アメリカ広布へ限りない情熱を燃やす同寺の僧俗にとって、この二十五周年の節目は新たな折伏への挑戦を開始する絶好の契機となった。
 なお翌七日午前十時より、ニューヨーク近郊において定例のNST理事会が行われた。