平成15年12月16日付

  中華民国・台湾では、一昨年、御法主日顕上人猊下の御臨席を仰いで開催された宗旨建立七百五十年慶祝記念総会に続く全台湾総会となる、「中華民国日蓮正宗法華講第二回総会」が十一月三十日、盛大に開催された。
 会場となった桃園県立体育館は、中正国際空港にほど近く台北市西南に位置し、前回の慶祝記念総会を行ったのと同じ施設である。
 この総会には、八千名にもなんなんとする現地信徒が台湾全土から勇躍大結集した。また、日本ほかアジア各国から、尾林海外部長、高野御尊能化をはじめ多数の来賓御僧侶並びに有縁の信徒が参列し、近年における台湾の広布躍進を賞賛するとともに、その結実とも言える今総会を祝福した。
 総会は、ビデオ放映をもってこれまでの歩みを振り返りつつ、祝辞、決意発表等、そのどれもに広宣流布へのさらなる飛躍を誓願する、溢れる熱気が感じられた。
 台湾は、日蓮正宗がSGIを破門後、いち早く御僧侶常駐を実現して僧俗和合の布教体制が整った。それが功を奏して年毎に折伏弘教が飛躍的に進展し、同時に法城の整備も整い、常駐御僧侶も年々数が増え、僧俗和合の絆も固い。近年における世界広布を常にリードして、世界の同志の注目が集まる台湾は、今回の大総会でも、その躍進ぶりを内外に示した。
 この総会を契機に、一段と広宣流布への意欲を駆り立て、異体同心して新たな広布への歩みを開始することであろう。