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十一月十六日、フィリピン・マニラ首都圏マカティ市内にあるデュシット日航ホテルにおいて、宗旨建立七百五十年慶祝記念フィリピン総会が開催された。 これには、海外部長・尾林日至御尊能化をはじめ日本及び台湾から有縁の御尊師方が参列された。また地元フィリピンの信徒多数が出席し、台湾と日本から来賓も参列した。 総会は午後二時半より開会。法要の部で、フィリピン事務所責任者・山澄信玉御尊師の導師により、ステージに設けられた祭壇に向かい読経・唱題が行われた。 続く式の部は、婦人部長のメルバ・タクライさんの開式の辞で始まった。 はじめに、平成七(一九九五)年に七十名を越える大量脱会の中心者となったエディー・セラノ氏が、SGI破門より今総会に至るまでの経過報告を行った。 このあと、セブ島から出席したラモン・ヘロンガイ氏夫妻と青年部代表のジェマー・タクライ君が体験を発表。 ここで尾林海外部長が祝辞のため登壇され、宗旨建立の意義と三世に亘る生命観の上から拝する信仰の意義を述べられ、さらなる広布への精進をと御指導された。 同じく祝辞で法乗寺住職・西岡雄恩御尊師は、異体同心の絆を一層固めて一層の前進をと激励された。 このあと十二名の信徒代表が壇上に上って「共同宣言」を順次読み上げた後、尾林海外部長に手渡した。 最後に山澄責任者が登壇され、同国では初めての大規模な総会を締めくくるにふさわしく流暢なタガログ語で謝辞を述べると、参列者の表情には見る見るうちにフィリピン広布への決意がみなぎっていった。 小憩をはさみ第二部パフォーマンスの部に移り、すばらしい演技力で会場を魅了した「雪山童子」の寸劇や舞台狭しと躍動するダンス・伝統舞踊など多数の演目が披露された。これらの演技は、少年部・青年部が主体となって練習を重ねて演じられたものであり、演目一つひとつに、フィリピン広布の明るい未来が感じ取られた。 こうして午後七時前、大きな盛り上がりの中、成功裏に総会は幕を閉じた。 小憩の後、同ホテル内で祝賀会が催され、今後の広布の前進を確認し合った。 ◇ なお、これに先立つ十五日午後二時より、モンティンルパ市内にあるフィリピン事務所において、満堂の信徒が参詣して本年度の御会式が盛大に奉修された。また引き続き四時からは、フィリピン・台湾・日本の三国交流も行われた。 この意義深き日に三十七名が御授戒を受けて、本年度の折伏誓願目標の百名に、あと一歩と迫ったことは特筆すべきことである。 |