平成15年7月16日付

慶祝記念総会を開催

NST定例理事会も行われる



 六月二十八日午前十一時より、アメリカ中西部の中心都市シカゴの妙行寺において、宗旨建立七百五十年慶祝記念総会が晴天に恵まれ盛大に開催された。本総会は、同寺の創立二十二年目の節目に当たり、法華講支部第十三回の総会も兼ねた意義深いものとなった。

 この総会には、日本から海外部長・尾林日至御尊能化、名古屋市の玉泉寺住職・佐々木慈啓御尊師、海外部主任・石橋頂道御尊師、小牧市の普宣寺副住職・岡田雄如御尊師、全米からはNST(日蓮正宗寺院)プレジデントのロサンゼルス妙法寺住職・高野泰信御尊師はじめNSTの御住職方、そのほかアルゼンチン布教所責任者・井尻執道御尊師、パナマ布教所責任者・山崎信理御尊師もかけつけ計十名の御僧侶方が出席された。また、地元イリノイ州を中心に周辺各州からも計四百名に迫る大勢の信徒が参集、本堂内外は熱気にあふれた。

 定刻、開式が宣せられると、住職・村田雄瑞御尊師の導師で法要が開始。献膳の儀、読経、唱題と如法に進められた。法要の終わりに、七名の御授戒と一名の勧誡式が行われ、満堂の祝福を受けた。

 式の部に移り、冒頭来賓の御僧侶が紹介されると、堂内には大きな拍手が起こり遠来の労をねぎらうと、厳粛な堂内は一転して慶祝ムードヘ。次いで未来広布を担う少年部コーラスが、「さくらさくら」他数曲を合唱。場内は一層和やかな雰囲気に包まれた。

 続いて体験発表に移り、ディーさんが、障害者の我が子こそ最大の財と考えて信心に取り組んできた結果、数々の困難を見事に克服。昨年の海外信徒総登山には家族そろって念願の登山が叶った喜びを披露した。
 続いてレイトン・フォンティン講頭が登壇し、支部の「実践五項目」を読み上げると参加者から力強い同意の声が響きわたった。
 祝辞に移り、高野NSTプレジデント、続いて佐々木御尊師からそれぞれ心温まる慶祝のスピーチが述べられた。

 次いで指導に立たれた尾林海外部長は、全米十七州にも及ぶ広大な管轄地域に広がる講員が、僧俗一致と異体同心の結晶として総会を成功裡に開催されたことを賞賛され宗旨建立の真の意義を三点に分けて指導。それを踏まえ、平成二十一年をめざして一人ひとりが率先垂範して唱題と折伏に精進するよう激励された。
 最後に村田住職が登壇。
この総会が六年後の「『立正安国論』正義顕揚七百五十年」への大きな飛躍台となるよう、五項目の確実な実践を全員に呼びかけ謝辞を結ばれた。

 法要終了後、本堂で記念撮影が行われ、引き続き緑豊かで広大な境内の一角に張られたテントに舞台を移し、祝賀パーティーが開かれ、交歓の輪が幾重にも広がった。締めくくりはコーラスグループのリードによる「地涌讃徳」の大合唱。それは総会の大成功と今後のアメリカ広布の躍進を象徴する素晴らしいフィナーレとなった。
 なお翌二十九日、午前九時より、シカゴ市内において恒例のNST定例理事会が行われた。