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十一月十七日、シンガポールにおいて開妙布教所の開所式並びに常住御本尊の入仏式が奉修された。これは従来のシンガポール事務所が、母体法人の「日蓮仏教会」への移行を契機として発展的に布教所へ昇格したことに伴うものである。 これには、海外部長・尾林日至御尊能化をはじめ海外部の御尊師方、日本、中華民国、インドネシアより有縁の御尊師方が御出席。また待望の布教所の開所に全土から信徒が参集し、御宝前には午後から奉修される御会式の桜花が飾られ、慶祝ムードに花を添えた。 午前九時半、開式が宣せられると、御法主上人猊下の御名代として尾林海外部長の御導師により法要が始められ、常住御本尊の御開扉、献膳の儀、読経、唱題と進められた。 式の部に入り、はじめに海外部主任・石橋頂道御尊師が経過報告を述べられた。 続いて祝辞に立たれた尾林海外部長は、新布教所がさらに寺院へと発展していくよう願われ、改めて布教所責任者に任命された滝川信雅御尊師を紹介、続いて大聖人の仏法の深い意義と力用について述べられ、布教所の充実発展と平成二十一年に向けて一層の精進をと結ばれた。 次いで、組織再編に伴う役員幹部の認証が行われた後、法人役員を代表して会長のロック・ヒップメン氏の挨拶、信徒を代表してチーフコーディネーターのクエ・キヤキー氏の決意と続き、最後に滝川責任者が丁重に謝辞を述べ、開所式はとどこおりなく終了した。 この後、代表による記念撮影が本堂内で行われた。 午後からは、零時半と三時半の二回にわたり、開所記念法要を兼ねた御会式が奉修された。 それぞれ申状捧読を含む御会式の奉修に引き続き、二回目の法要では、経過報告、祝辞、クエ・キヤキー氏の信徒代表決意、責任者謝辞と続き、小憩の後、仏覚寺住職・合原歓道御尊師より活動報告が行われた。 さらに三回目の法要では、信徒代表決意はシャー・ケンヒャン氏、活動報告は見仏寺住職・小笠原来道御尊師により行われた。 こうして計三回に及ぶ法要に、合わせて千五百名を越える信徒が参列し、午後五時過ぎ、一切の法要が終了。また午後七時から、会場を移して記念の祝賀会が催された。 新布教所は幹線道路の交差する交通の要衝にあり、市の中心部から車で約十分、最寄りの地下鉄駅からも徒歩七分と、参詣に極めて便利な立地である。 このたびの開妙布教所開設は、シンガポール広布を促進し、寺院建立という新たな目標に向けて大きく前進を遂げていくことになろう。 |