平成25年11月16日付
総本山を歩く
最後の一歩 ~おわりに~
  これまで総本山大石寺に建てられている由緒ある堂宇を巡り歩いてきました。
 大石寺は、第二祖日興上人が、
 「大石寺は御堂と云ひ墓所と云ひ日目之を管領し、修理を加へ勤行を致して広宣流布を待つべきなり」(御書 1883㌻)
と仰せられたように、日蓮大聖人から血脈相承を御受けあそばされた代々の御法主上人猊下により、開創以来、今日まで固く護られてきたのです。
 立正安国論正義顕揚750年記念局による記念事業として、7年間にわたる大改修工事が完了し、今月から希望の落慶法要を迎える御影堂もその堂宇の1つです。
 この御影堂建立のために、たくさんの方々が真心からの尊い御供養をされたことと思います。
 真心からの御供養は、大聖人の御恩徳に報恩感謝申し上げ、自らの命を仏に捧げるほどの尊い行為であり、その功徳は、御本尊様に、
 「供養すること有らん者は福十号に過ぐ」
と認められているように、仏の十種の徳にも勝るものなのです。
 この御影堂の他にも、奉安堂や六壺、客殿、五重塔などの大石寺のすべての堂宇は、代々の御法主上人猊下の御指南のもと、本宗僧俗の尊い御供養によって建立され護られてきました。
 私たちは、本門戒壇の大御本尊と血脈付法の御法主上人猊下おわしますこの最勝の地を未来永劫に亘って護持していくことが大切です。
 そして、御法主日如上人猊下が、
「真の幸せを築くためには何をなすべきかを心を込めて説き、一人でも多くの人に大聖人様の仏法を下種結縁して、折伏を行じていかなくてほなりません」(大白法 869号)
と御指南あそばされるように、遠くは広宣流布に向かって、近くは平成27年の法華講員50パーセント増加、平成33年の法華議員80万人体勢構築の御命題達成のために、日々の勤行・唱題をしっかり行い、この正しい仏法を1人でも多くの人に語り伝えていきましょう。