平成20年7月16日付
奉安堂の東側に大納骨堂があります。
 この建物は、昭和35(1960)年12月、総本山第66世日達上人により、10万体の遺骨を収容できる納骨堂として建立され、昭和44(1969)年に現在の地に移転新築されました。
 その後、地震対策等に鑑み、平成17(2005)年3月、第67世日顕上人の御発案により、大納骨堂の一部を改築し、中央部には参詣可能なロッカー式墓地形態の納骨壇棟が完成しました。
 この納骨壇棟は、10間四面の3階建てで、内部には3種類のロッカー式納骨壇が約1,000基収容可能で、須弥壇中央の御宝前には、日顕上人の常住御本尊が御安置されています。
 また、納骨壇棟の前には、大聖人・日興上人・日目上人の三師塔が建立されています。
 さらに外周には、これまで同様、一時預りの遺骨を収蔵する納骨堂があり、これに加えて永久納骨堂と合葬所が建設され、一時預りとして約135,000体、さらに永久納骨堂には、約3,000体の遺骨が収納できるようになっています。
 本宗では、古来より常盆・常彼岸といわれるように、常日頃からの先祖供養はもとより、お盆やお彼岸の際には、怠ることなく先祖の追善供養をしていくことが大切です。
 そのためには、まず自ら進んで、日々の勤行・唱題、そして折伏に励み、盂蘭盆会には家族皆で参詣し、お塔婆を建てて、その功徳をもって先祖供養をしていきましょう。
 また、世間には誤った宗教により、誤った先祖供養をしている多くの人たちがいます。その人たちに日蓮正宗の正しい教えを伝え、一緒にお寺に参詣して正しい先祖供養を行い、共に幸せになっていきましょう。