平成17年7月1日付
日蓮正宗の総本山は静岡県富士宮市にある大石寺です。
 今から716年前の正応2(1289)年春、大聖人様から正しい教えを受けられた日興上人様は、領主らの不法により謗法となった身延を離山されました。
 そして、南条時光殿(大行尊霊)の真心の御供養により、正応3年10月12日、大石が原の地に六壷を建てられました。これが大石寺の始まりです。
 この大石寺は富士山の南西にあり、ここから見上げる山頂は左右に等しく整って壮麗です。この富士山を望む大石寺こそ、大聖人様が日興上人様に与えられた書物に、
「富士山に本門寺の戒壇を建立せらるべきなり」(御書1675頁)
とおおせられた本門戒壇の大御本尊様御安置の場所なのです。
 また、この大聖人様の教えの一切を血脈相承により、今日まで大切に護られ、受け継いでこられたのが代々の御法主上人であられ、現在の御法主上人は、第67世の日顕上人猊下です。
 まさに、日蓮正宗の中心である総本山大石寺は、大聖人様が、
「霊山浄土に似たらん最勝の地」(同1595頁)
と説かれるように、本門戒壇の大御本尊様と、代々の御法主上人によって受け継がれた唯授一人の血脈を、素直な心で信じることにより、未来にわたって幸せな生活を送ることができると教えられています。
 皆さんも元気よく本山大石寺にお参りをして、勉強やお手伝いがしっかりできるように、真剣に御本尊様に御祈念をしていきましょう