平成21年2月16日付
記念総登山に参加しよう
 皆さん、こんにちは。
 いよいよ、待ちに待った『立正安国論』正義顕揚七百五十年を迎えましたね。本年の一月十日からは記念総登山が開始されました。今回は、この記念総登山についてお話します。


記念総登山が行われる理由
 『立正安国論』が顕されて七百五十年。私たちは広宣流布に向かって、大聖人様の正しい仏法をさらに弘めていかなくてはなりません。そこで、
御法主日如上人猊下は、
「記念総登山を行うことによって、私たちの信心が磨かれ、異体同心の団結力が築かれ、どのような困難にぶつかっても、それを乗り越えて幸せな広布への道を歩むことができます。その力がこれからの折伏行の原動力になるのです」(大白法七五八号・趣意)
と仰せになりました。私たちは、未来広布への決意をもって記念総登山に参加することが大切です。


登山の意義を知ろう
 総本山大石寺(静岡県富士宮市)は、宗祖日蓮大聖人様が顕された一番根本の御本尊である「本門戒壇の大御本尊」と、大聖人様の仏法を正しく伝えられている御法主日如上人猊下がいらっしゃる霊場です。
 この総本山大石寺に参詣することを、日蓮正宗では「登山」と言います。
 さて、大聖人様がいらっしゃった当時のご信徒方は、大聖人様をお慕い申し上げて登山され、大聖人様に真心からのお給仕に励まれました。特に、佐渡(新潟県佐渡市)に住んでいた阿仏房は、九十歳のお年寄りでしたが、身延(山梨県身延町)の大聖人様のもとへ、危険な道のりを歩いて数度、登山されています。私たちは、ここに登山の基本精神を学び、心得ることが大切です。
 さらに大聖人様は、登山の功徳について、
「登山参詣することによって、あなたが積んできた罪障を消すことができます。しっかりと励みなさい」(御書 一五〇二・趣意)
と仰せです。
 登山で一番重要なことは、大聖人様に御目通りさせていただく気持ちで本門戒壇の大御本尊様を拝させていただき、御法主上人猊下の大導師のもと、世の中すべての人々の平和・広宣流布を祈り、自分自身の謗法罪障消滅と幸福を願うことにあります。ですから、御開扉は正しい姿勢で臨むように心がけましょう。


布教講演を拝聴し、記念展を見に行こう
 今回の記念総登山では「布教講演会」と「記念展」が開催されています。
 布教講演では、本年の意義、さらにはこれからの信行について大切なお話しがあります。また、法華経には、
「正しい仏法のお話しを聴くことによって、大きな功徳を戴ける」
と説かれています。
 正しい教えが伝えられている総本山大石寺において、大聖人様の仏法に基づいた御法話を聴き、功徳が戴けることは、たいへんに有り難いことで幸せなことです。

「立正安国論正義顕揚七百五十年記念展」は、奉安堂東側の宝物殿で行われています。
「立正安国論記念展―立正安国論と忍難弘通の歩み―」では、大聖人様、そして代々の御法主上人猊下をはじめ、多くの御僧侶・信徒が、困難を忍んで布教に努められてきた姿を、大事な御宝物によって拝することができます。
 そして「地涌倍増大結集記念写真展」では「地涌倍増のあゆみ」として、平成二年から本年までの日蓮正宗の活動がまとめて紹介されています。また、国内の全寺院の活動を紹介したパネルも展示されています。さらに、「海外布教写真展―こころをひとつに―」では、海外の信徒の喜びに満ちた信心活動の写真が展示されているほか、民芸品なども展示されていて各国の文化に触れることもできる楽しい写真展になっています。



 記念総登山は「総登山」ですから、日蓮正宗のすべての信徒が参加することに意味があります。本年の大佳節に日蓮正宗すべての僧俗が本門戒壇の大御本尊の功徳に浴することができる、何とすばらしいことでしょう。
 皆さん、ご家族をはじめ多くのお友達と声をかけ合って参加しましょう。


記念総登山に参加しての「声」を大募集
「多くの人が登山されてすごいなと思いました。今年は五十万総登山、七万五千名の大結集を大成功させたいと思いました」(塔中・総二坊信徒 小六 平野進治)
「かたながすごくて、かっこよくて、重そうでした。すごくまきもの(『立正安国論』など・編集部註)が長くてびっくりした。こんどまたゆっくり見にきます」(江戸川区・白蓮院支部 小四 井上粋人)
など、登山したお友達が、感想文を寄せてくれています。
 皆さんも、記念総登山(御開扉・布教講演・記念展)に参加しての感想などをぜひ聞かせて下さい。これからの目標や決意などでも結構です。
 四百字詰め原稿用紙一〜二枚に書いて送って下さい。

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