令和2年2月16日付
                御聖誕八百年を来年に控えて
  皆さん、こんにちは!
 お寺の節分会に参詣できましたか。節分の次の日は「立春」といって、春の始まりです。
 でも、まだまだ寒い日もありますから、うがい・手洗いを丁寧にして、風邪を引かずに元気に過ごしましょう。
 今回は、来年に迎える「宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年」についてお話をしますよ。

来年は「宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年

 さて、今月の十六日は、宗祖日蓮大聖人様が御誕生あそばされた日です。
 総本山で「御誕生会」が奉修されます。皆さんのお寺でも、十六日を中心にその前後で、御誕生会が奉修されますね。
 大聖人様の御誕生について、御法主日如上人猊下は、
「御出現の目的は(中略)久遠元初の妙法蓮華経をもって、末法本未有善の衆生をして、ことごとく仏道に入らしめ、即身成仏せしめるためであります」(大白法 九九九号)
と御指南です。
 大聖人様は、末法に生きる私たちに最高の幸せである即身成仏の大功徳を与えるために、末法の御本仏として御出現あそばされた、ということですね。
 それに対して私たちは、仏様の御誕生をお祝い申し上げ、御報恩申し上げるために「御誕生会」に参詣するのです。
 そして、来年は御聖誕から八百年目という、大きな節目を迎えます。その大きな節目を迎えるために、私たちが心がけることは、どんなことでしょうか。
 これについて、御法主日如上人猊下は「新年の辞」に、
「本年は『御命題達成の年』であります。全国の法華講にとって、『宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年法華講員八十万人体勢構築』の総仕上げとなる誠に大事な年であり、すべての法華講支部は如何なる障魔が行く手を阻もうが万難を排し、異体同心・一致団結して、御宝前に固くお誓い申し上げた『法華講員八十万人体勢構築』の実現は、何としても達成しなければなりません」(大白法一〇二〇号)
と御指南くださっています。
 そして、庶務部長・秋元日高御尊能化は、
『大白法』の「新春座談会」の中で、「大佳節を冒陳に控え、思えばこの十年の広布の闘いには様々なことがございましたが、すべては総仕上げの本年の信行・精進如何にかかっております。広布前進の進捗を大聖人様にお慶びいただけるよう、皆で有終の美を飾ってまいりたいと思います」(同)
と御指導されています。
 今年は、大慶事の前の年ですから、総仕上げの年だということです。また、御本尊様にお誓い申し上げた「法華講員八十万人体勢構築」の御命題を、日本中、世界の法華講が達成しましょう、ということです。
 皆さんも、何か大事なことの前には、必ず成功させるための準備をしますね。

実践三項目を必ず実践しよう

 今年の年間実践三項目は、
@勤行・唱題で歓喜の実践
A異体同心の折伏で広布へ前進
B御講と登山の推進で人材育成です。
 実践項目というのは、信心修行をしていく目安です。この目安を意識して、御命題を達成するための努力をしていく中で、私たち全員が、御本尊様から大きな功徳を戴くことができます。
 布教部長・阿部信彰御尊師が、
「新春座談会」で、
「三項目を着実に実践する仏道修行が一生成仏と広宣流布の因となるわけで、それが本年の支部折伏誓願成就と御命題達成に繋がる方途ととらえ、真剣に取り組んでいただきたいと思います。正しい仏道修行に励み、真の功徳と歓喜を体験する法華講員が増えることによって支部が充実し、広布前進の体勢が磐石となります」(同)
と御指導をされている通りです。
    ◇    ◇
 どんな大功徳か、ですって?
 その答えは、「この大聖人様の信心をする人が増えたら、どういう世の中になるのかな」ということを考えると、判りますよ。これは、お友達全員に考えていただきたいことです。少年部会で話し合ってくださいね。
 人々が仏様の智慧によって生活していく世界の智慧に向けて、少年部のみんなで「御命題達成の年」にふさわしい修行を実践していきましょう。